受験勉強のフェイズ(段階)
受験勉強は、次のように6つのフェイズに分けることができます。
Phase-1 受験に必要な『受験学力』の基礎を構築する
Phase-2 センター試験で8割の点数をとる学力を構築する
Phase-3 二次試験で必要な『二次試験学力』の基礎を構築する
Phase-4 難関大学の二次試験合格のための学力を構築する
Phase-5 センター試験直前の準備
Phase-6 二次試験直前の準備
まずフェイズ0の基礎学力養成フェイズというのは、学校で習う内容を理解し、習得するレベルの学力を養成するフェイズです。要するに、受験の試験範囲を一通りやるのが目的のフェイズです。
次のフェイズ1の受験用基礎学力養成フェイズとは、受験のための基礎的な学力を養成するためのフェイズです。
たとえば学校の英語のテストではいい点が取れるが、実力テストや外部テストなどではあまり言い点数が取れないと言う人は、受験のための基礎的な学力が足りません。
『合格英熟語300』の例文丸覚えとか『合格英単語600』や『システム英単語・ベーシック編』などの語彙を覚えるとか、『大矢英語の読み方講義の実況中継』などの勉強をするとか、は、このフェイズの勉強です。
さらにフェイズ2のセンター学力構築フェイズとは、その名の通り、センター試験で高得点を取るための勉強をするフェイズです。
ここでは、センター試験の過去問や実戦問題集を使って、現時点での実力を見極めます。
そして弱点科目は、はやいウチから繰り返して勉強します。
ここで逆戻りしない程度の学力をつけておけば、センター直前まではその復習という形で勉強していくことができます。
上手くいくと、あとあと二次の本試験に向けた勉強に割く時間をたくさん取れます。
そしてフェイズ3の二次試験対策基礎フェイズとは、二次試験のための基礎的な学力を構築するフェイズです。
過去問を研究したり、問題文の意味をどう読むのかを、ここで意識的にトレーニングします。
問題が読めているか、問題を解くのに必要な知識を持っているのか、確認します。
残りのフェイズ4・5・6は、もう、実戦フェイズですので、模擬試験やトライアル中心のフェイズになります。
実戦問題をやってみて、何が欠けているのか、何が問題なのかを見つけ出し、その穴を埋めていくという時期になります。