夏休みは、何を勉強すれば良い?
夏休みはクラブ活動で忙しくて勉強なんて、、、という人も多いでしょう。
高校三年生などは、最後のシーズンですから、クラブ活動を優先したい気持ちはよくわかります。
悔いを残したまま次へ進むというのは、なかなかできないもんです。
ですが受験生にとって、夏休みというのは、貴重な基礎固めの時間です。
京大卒芸人として有名な、ロザン宇治原君などは、夏休みまで徹底的に基礎固めと暗記の作業に特化していたと言います。
「基礎固め」というのは、退屈で根気が必要な作業で、一人ではなかなか進まないものですが、しかしこれをある程度こなしている人と、そうでない人とでは、2次試験レベルの勉強に進んだときに、勉強の効率が全く違ってきます。
問題集に出てくる基本的な英単語すら頭に入っていない人には、一ページ英文を読むだけで20回以上辞書を引く羽目になるはずです。
少なくとも合格英単語600や合格英熟語300レベルの語彙は8割以上マスターしていないと、2次試験問題には太刀打ちできないでしょう。
なのでとにかくまず、この基礎の所をしっかりくりかえしつつ、センター試験レベルの問題で7割以上の点数がとれるように勉強するのが、夏休みの目標と言うことになります。
リスニングで差をつけろ
英語の勉強に関して言えば、リスニングも大きな課題でしょう。
センター試験でもリスニングはありますし、リスニングの点数を持ち点に加える大学もドンドン増えています。
しかしこのリスニングほど、大きな点数差が付くものはありません。
リスニングは50点満点ですが、できない人は全くできないし、聞き取れる人は40点以上は取れてしまいます。
というのも、ふつうの日本人にとっては英語を聞き取る機会が少ないからです。
英語の発音というのは、比較的周波数が高い発音が多く一方、日本語の発音というのは、周波数が低い。
なので訓練しなくては、聞き取れるはずがありません。
そして色んなリスニング教材が出ていますが、単に英語を繰り返し流しているだけの教材が多くて、日本人が聞き取れない英語の発音を聞き取れるようにするような教材は、滅多にありません。
おすすめできる教材としては、ちょっと高いですが、トーイック用の教材で、スコット先生の「リスニングパワー」と言うのがあります。
日本人の英語のリスニングと発音をいかにしてネイティブレベルに近づけるか、15年にわたって研究してきたスコット先生の教材です。
大学受験のリスニングのみならず、トーイック試験やトーフル試験にも対応できる教材です。
先日、ユニクロや楽天と言った企業が、社内公用語を英語にするという発表をしましたが、トーイックの点数は、就職にも大きなアドバンテージになることでしょう。
ですので、ちょっと高いですが、今、リスニング力をつけておくことをおすすめします。