ベストセラーは、入試問題に大きな影響を与えます。
理由は簡単です。
ベストセラーになるような本は、どこかの部分で、社会や人間の本質に迫っている場合が多いからです。
あるいは、その時代時代の気分に合っていることが多いからです。
たとえば養老孟司先生の『バカの壁』。
「話せばわかる」なんて、嘘っぱちだ。
バカとの間には、越えられない壁がある。
教え子からオウム真理教の殺人医師を出してしまった脳医学者が、考え抜いて達した結論です。
この本が超ベストセラーになったのは、きっと、他人とのコミュニケーションに悩む現代の世相を反映したものでしょう。
「話せばわかる…なんて言うけれど、そんなことなかなかできないよなあ…」
そんな風に考えている多くの人に
「そのとおり!」(児玉清風)
と教えてくれるこの本は、記録的なヒットとなりました。
だからこの本の内容に関連する問題が、去年は多くの大学・高校で出されました。
『バカの壁 入試問題』で検索すると、小論文のテーマとか、討論のテーマなどでよく採用されています。高校入試でも、けっこう出題されています。
★ 県立 課題作文/私立 読解問題出典作品一覧
http://testkyouzai.zero-yen.com/newpage22.htm
もともと養老先生の本は、
何が書いてあるのかよくわからないが、何か価値のあることが書いてありそう…
というモノが多いので、入試問題では最近よく使われているそうです。
私もかなり前に、文庫を一冊買って読みましたが、
「ああ、改行もほとんどないし、読みにくすぎる」
「著者の価値観がわからないと、意味が全然わからん」
と言う感じで、読むのを諦めました。
他にもやることはたくさんありますからね(^o^)
でも、こういう、
・多少(あるいはかなり)読みにくくて、
・著者の価値観が、世間一般の価値観とは異なる
というテキストは、入試問題には最適なんです。
というのも
・何が書いてあるのか、すぐにはわからない。
・自分(受験生)の価値観と著者の価値観が食い違っていることに気づかないと、正答にたどりつけない。
からです。
そういう意味では、今ベストセラーの次の二冊は、来春の入試では要チェックでしょう。
★『ウェブ進化論』(梅田望夫・ちくま新書)
★『国家の品格』(藤原正彦・新潮新書)
ウェブ進化論の方は、「何を言っているのかわかりづらい」
国家の品格の方は、「著者の価値観が読者と、異なる」
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格差社会も読め!
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メルマガの方でも紹介したけど、来春の入試で何らかの形で出題される可能性の高い『格差社会』というテーマ。
夏頃には、『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』の本を、必読書にオススメしましたが、このテーマは難しいし、まだわかりにくい。
それにWeb進化論は、ネットに興味のある人・ネット利用者に有利で、そうでない人には不利という点もあるので、出題されるなら、格差社会の方だろう。
そういうわけで、受験生がとにかく読んでおくべき本を探していましたが、やっぱりこの『論争 格差社会』が、一番!
必ず読め!
★出題が予想される出典(早稲田予備校)
http://www.waseyobi.co.jp/books/shutten01.html
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