合格してもおかしくない受験生はたくさんいる
3月になりました。
いよいよ合格発表の週です。
国公立大学を受験された方には、まもなく審判が下ります。
希望の大学・学部に合格された方は、おめでとう。
少し休んでから、次の目標・ゴールに向かってゆっくり歩き始めましょう。
残念ながら合格できなかった方は、次のチャンスに全力を尽くしましょう。
後期試験もすぐ目の前、落ち込んでいる暇はありません。
すぐに準備を整えましょう。
もちろん合格・不合格は、時の運です。
試験が終わった後に、合格間違いなし…と思っても、ボーダーライン付近には、何人もの合格してもおかしくない受験生がいるのです。
たった1点の差で、合格・不合格が決まることも、よくあります。
たった1点の差で合格しても、東大生は東大生だし、京大生は京大生。
ギリギリ合格した方は、大喜びして大学に通いましょう。
1点差でも、そこまで点数を取る努力をしたことには間違いない。
胸を張って、進学しましょう。
しかし、1点差で落ちた人は、大いに反省しなければなりません。
合格するのに十分な努力をしてきた人は、ギリギリでも合格するものです。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
「いつ」「どこで」「何をすればいいか」、それを常に頭に置いて勉強してきた
人は、たいてい合格できます。
なぜならそういう人は、本番の途中で失敗に気づいても、「いつ」「どこで」「何をすればいいか」というモノの考え方ができるので、失敗を最小限に抑えられるからです。
前回、京大の英語の問題を紹介しましたが、英文和訳の大問一つが壊滅的でも、和文英訳をちゃんと準備してきた人なら、合格ギリギリの答案を作ることは可能だったでしょう?
だからそういう努力をしてきた人が、不運にも落ちる…、ということはないと思いましょう。
『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』といいます。
勝つときは、理由がなくても勝てます。
相手が勝手に負けてくれれば、勝てます。
一方、負けるときと言うのは、必ず敗因があるのです。
負ける原因をそのままにしたまま勝負に出たのですから、それは当然です。
合格する人は、敗因を極力作らないように準備してきた。
不合格になった人は敗因の芽をつみ取らず、「うまくいくさ」とタカをくくっ
ていた。
学校や塾の講師が、口を酸っぱくして生徒に敗因を作らないように指導しても、結局は本人の自覚次第なんです。
失敗して初めて気がつく。
それが人間なのです。
失敗した人は、そこんところをもう一度考えて、次のチャレンジに生かしま
しょう。