裏技は魔法じゃなくて、タダの近道
受験勉強でよく、裏技を求める人がいます。
が、裏技というのは、なかなかありません。
あっても、そう言う人には使えないのが実際です。
たとえば、私はずっと、・英単語より先に英熟語を300覚えろ、・しかも例文丸ごと覚えろ、と書いてますが、こう言うのも裏技の一種でしょう。
しかしなかなかこれを素直に実行してくれる人は、少ないのが現状です。
英単語を1900個覚えるより、熟語を300覚える方が、分量も少ないし、全然簡単なはずなんです。
ところが、なぜかそれができない。
英文を丸覚えするクセがないので、なかなか難しいという事もあるでしょう。
そう言う場合は、熟語だけでも覚えれば良いんです。
それだけで問題集の英文を読むのが相当楽になります。
ところが何だかんだ言って
やんない人が多いんですね。
やらないから、問題集の英文を読むのにも四苦八苦して、勉強が全然進みません。
で、何をやっているかというと、覚えきれない単語集を延々覚えている。
それで英語の点が上がらないと怒っている。
こういう人がなぜか、裏技を求めてくる。
勉強の順番も、裏技の一つ
裏技って結局、ショートカット(早道)でしょう?
ショートカットの方法を教えているのに、なのにやんない。
自分なりのやり方にこだわっている人は、裏技なんて求めてもムダです。
正攻法があって、そして裏技があるわけです。
地道な計算で答えが求められるという前提があって、それよりも速く答えが出せる方法というのが、生きてくるわけです。
英単語を1900覚えて、英熟語を600覚えると言う順番だと、重複も多いし、復習に時間がかかるので無駄が多い。
問題集の英文も、なかなか読めるようにならない。
なのでまず英熟語を300覚えて、英単語を600覚えて、問題集の英文を読めるようにすることが先決。
わたしなど、1ページの英文を訳すのに、ものすごい回数辞書を引くという
とんでもない勉強法をしていましたから、これがいかにムダで、勉強時間を削っていたか、身にしみてよく知っています。
今だって、そう言うやり方をしている人が結構いますから、とにかくまず覚えること。
最初に、最低限必要な熟語と
最小限必要な英単語を押さえておくこと。
これは英語の勉強で、非常に大きな時間節約になりますから、是非これだけは押さえておいてください。
あとはシス単のCDとか英単語ピーナツのCDをデジタルオーディオプレイヤーで聴いて
語彙を少しずつ増やせばよい。
英単語ピーナッツは千円だし、デジタルオーディオプレイヤーも、2GBタイプで十分安いのがありますから、費用的にも負担にならないはず。
そうやって、効率よく受験勉強を進めるのが良いです。