難関大学を志す受験生は、試験直前まで学力が伸びる
難関大学に合格しようと志している受験生なら、きっかけさえあればすぐに学力が伸びる状態にあります。
難関大学合格を目指す受験生なら、解きたいけど解けない問題を、常にいくつも抱えていることでしょう。
ところがそう言う状態でも、解きたいと思っているなら、きっかけ一つで解けるようになることがあるのです。
たとえばベクトルがダメだとか、行列がダメだとしても、それに何度も取り組んでさえいれば、ある時、突然わかったりするのです。
そのきっかけとは、たとえば新しい参考書を読んでみたとか、模試の解説を読んでひらめいたとか、かも知れません。
あるいは、できる友達と話しているうちにヒントをつかんだとか、塾の先生の解き方を見ているうちに、その背後の意味がわかったとか、かも知れません。
物事には、さまざまな切り口がありますから、習った切り口とは別の切り口から見れば、案外スッキリ理解できるなんてことは、しょっちゅうなのです。
そして解きたい問題を抱えている受験生なら、きっかけさえあれば、今まで抱いていたさまざまな疑問がたちまち氷解し、それ以降は似た問題なら、あっと言う間に解けるようになってしまうものなのです。
そうなると、入試でとれる点数も十点や二十点はすぐに上がってしまいますから、半年前、まるで意識もしていなかったような受験生が、競争相手になって登場してくることになります。
そして逆に言うと、模試で成績が悪くても、合格判定が悪くても、行きたい大学があって、それを何年でも目指す決心があるなら、試験直前でも学力が伸び、合格できることだってあるのです。
大学受験に関しては、勝負は競争相手ではなく、合格点であると考えましょう。
そして試験終了の一秒前まであきらめない、そういう努力をしましょう。