量をこなせるようになってこそ、質的な勉強ができる
量的な勉強と、質的な勉強。
この二つで大事なのは、もちろん量です。
なぜならある程度の量をこなした後でないと、質的な勉強には移れないからです。
量的な勉強と、質的な勉強の関係は、一体どうなっているのでしょう?
まず量的な勉強というのは、問題と解答の関係が、1対1になっているイメージです。
たとえば英文丸覚えワークというのは、問題が一文で、それに対応する文が一文ですから、1対1の関係です。
数学の問題集だって、同じ解法のみで解ける問題を2つも3つも並べたりはしていないはずですから、一問ごとに解法は異なっているはずです。
量的な勉強と、質的な勉強。
この二つで大事なのは、もちろん量です。
なぜならある程度の量をこなした後でないと、質的な勉強には移れないからです。
量的な勉強と、質的な勉強の関係は、一体どうなっているのでしょう?
まず量的な勉強というのは、問題と解答の関係が、1対1になっているイメージです。
たとえば英文丸覚えワークというのは、問題が一文で、それに対応する文が一文ですから、1対1の関係です。
数学の問題集だって、同じ解法のみで解ける問題を2つも3つも並べたりはしていないはずですから、一問ごとに解法は異なっているはずです。
だからこの時点では、とにかくドンドンやるしかありません。
問題と解き方が1対1で対応しているわけですから、ただひたすらやる、これしかありません。
ところがそうやって英文を覚えたり、数学や理科の問題を解けば解くほど、だんだん覚えられなくなっていきます。
問題と答えが1対1なのですから、脳が記憶できる上限までしか覚えられません。
これでは泥沼になってしまいますから、どこかでいったん整理することになります。
そして整理した解法を使って、他の多くの問題にも対処できないか? と言うことになります。
つまりここからが、質的な勉強になるわけです。
法則や定理を使いこなすには、かなりの練習回数が必要
少ない知識で多くの問題に対処するには、どうしたらよいでしょう?
答えは簡単です。
多くの問題に共通する部分を見つけ、それに対する解法をしっかり覚えて、使い回しすればいいのです。
たとえばかけ算やわり算をするとき、九九を使うでしょう?
かけ算やわり算なんて、もう無限に問題が作れますが、使うのは結局九九と足し算・引き算なわけです。
九九と足し算・引き算がスラスラできれば、無限に存在するかけ算やわり算は、全部できる。
そう方法です。
人間の免疫システムなども、同じような仕組みです。
京大出身の利根川進博士は、1000個ほどの遺伝子で、100億個の抗体ができる仕組みを発見し、ノーベル賞を取りました。
パソコンでも、DLLという共通プログラムを使います。
ダイナミック・リンク・ライブラリと言いますが、プログラムの共通部分(印刷とか表示とか、共通する操作)をパッケージにして、利用しています。
そうすることによって、いろんなプログラムが、よくある共通部分のプログラミングを省略できるわけですね。
感じとしては、
「プログラム呼び出し」(DLL)
↓
「画面に表示」(DLL)
↓
「データ入力」(DLL) → 「メモリに格納」(DLL)
↓
「計算開始指令」(DLL)
↓
「 計算 」(オリジナル)←→「計算サブルーチン」(DLL)
↓
「計算結果」 → 「メモリに格納」(DLL)
↓
「計算結果表示」(DLL)
↓
「計算結果印刷・保存」(DLL) → 「プリンタにデータを渡す」(DLL)
…てな、感じですね。
もちろん、DLLには、windows自体が持っているDLL(API)と、それぞれのプログラムの一部としてwindowsに組み込まれるDLLがありますが、何度も使い回すという意味では同じです。
そういうわけで、DLLをうまく使えるようになると言うのが、質的な勉強と言うことになるわけです。