脳は常に成功している?
最近(と言っても一ヶ月以上前ですが)、ある本を読みました。
それは、『なぜ「頑張っている人」ほど、うまくいかないのか?』という本です。
この本は、頑張っているはずの人が、なぜ成功しないのか、そしてどうすればよいのか、そこに焦点を当てた本です。
「自分では、頑張っているつもりなんやけど、どうしてもうまくいかん」
「頑張ってるつもりやのに、成功せん」
そんな人が飛びつきそうなタイトルですが、さらに腰帯には、
「プラス思考は失敗する」
なんてことが書いてあって、今までプラス思考しようとしていた私には、さらに魅力的。
Amazonのカスタマーレビューでも、★四つですから、もうすぐに注文してしまいました。
で、中身なんですが、最初にこんなことが書いてあります。
「あなたはすでに、成功している!」
うーん、ケンシロウの「おまえはすでに、死んでいる」みたいなセリフですが、意味するところは
「あなたは自分のなりたい自分に、必ずなっている。
だた、そのなりたい自分のイメージが、悪い(貧弱すぎる)のだ」と言うことです。
つまり「オレは、東大なんか受からない」と心の中のどこかで思っていると、何度東大を受けても不合格になってしまう。
それって、不合格だから失敗のように見えるけれど、潜在意識のイメージを実現するという意味では、ちゃんと成功していることになる。
だから、「あなたはすでに、成功している!」ということになるんだとか。
車の運転免許の教習なんかでも、
「ぶつかるんじゃないか、と思ったら、そっちに引き寄せられるからね」
「そういうときは車を止めて、ぶつからないイメージを描いてから進め」
と言われたりしますが、
「合格するほど勉強してないから、落ちる」
というイメージが潜在意識の中にあれば、結局落ちることが実現してしまう。
だから、潜在意識の中に、自分の本当に実現したいことを、刷り込まないと、それは実現しませんよ… と、書いてある。
ただし、世にある「プラス思考」では、それは実現できません。
というのも、成功したイメージを文字で書き出したり、絵を描いて毎日見たりしている人はたくさんいるが、成功する人はほんの一握りなんだとか。