受験で最後に頼れるモノって?
受験というのは、本当に消耗します。
人間が本気になって、問題を解こうとすると、猛烈に脳内のブドウ糖が消費されます。
この前も、とある大学の入試問題を解いていたら、その後ボーっとしてしまいました。
どういう問題かというと…
計算問題です(^o^)。
最初は、簡単そうだったんですね。
だから解答なしで10分もあれば解けるかと思って、解き始めたんですが、さすがに表参道にあるA学院大学の数学問題。
解き方の方針自体は、5分くらいで決まったんですが、計算が煩雑! 何回も式を文字に置き換えたりして、ようやく解きました。
それを整理してみると、文字に置き換えなくてもよかったところとか、計算しなくても良かったところなどもありましたが、とにかく計算しまくって、結局30分以上、かかりました。
入試数学の問題というのは、計算力があることが前提だったりします。
問題を解く手順自体(*)は、
(1)問題の理解(調べる)
(2)解法の選択(解き方を検討・選択する)
(3)計算力(実施する)
(4)検証力(確かめる)
という、四つの段階・ステージに分かれますが、途中で計算してみるということが、いかに重要か。
問題集の解答などを見れば、あっさり計算しているような感じで書いてありますが、その解答にたどり着くまでには紆余曲折があって、何倍もの計算が必要な場合が、よくあります。
そう言うときに、日頃からの計算練習が、モノを言うわけです。
日頃から、計算を猛スピードでやるクセがついていないと、難関大学の数学なんて、1問も解けないでしょう。
入試で最後の最後に頼りにできるのは、己の計算力と、語彙力だったりします。
(*)ポリア著の「いかにして問題を解くか」では、
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理解 → 計画 → 実行 → 検討
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ですね(^o^)。
こっちのページも、もう一度読んでおいてください。
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★ いかに問題を解くか
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ポリアのこの本の中身については、かなり以前に紹介しましたので、知らない読者の方もいらっしゃるでしょうから、次回、もう一度、順を追って、説明することにします。