難関大学ほど、●●●●の配点が多い
ミキちゃん、今回もフェイズ3の勉強法の話だよ。
フェイズ3の受験勉強は、受験する大学にターゲットをしぼった勉強だ。
だから1人1人、取り組む勉強は異なる。
と言っても、数学なんかは難易度や傾向が少し異なるだけだから、問題のジャンルの優先順位を決めるだけでいい。
しかし英語に関しては、難易度だけではなく、大学によって、出題形式が大きく違う。
たとえば東大なら、
- 英文要約
- パラグラフ穴埋め、
- 条件英作文
- 自由英作文、
- 図や表を見て解く問題、
- 長文を読んで解く問題(語法&下線部和訳)
- リスニング、
…と、センター試験さながらに多種多様な形式で、英語力が試される。
東日本の国公立大学は、東大の出題を参考にすることが多いので、東日本の国公立を受験するヒトは、東大の出題形式に似た出題に備えるべきだね。
その一方で、京大は、
- 下線部和訳 7題
- 和文英訳 2題
- リスニング(文系など一部のみ)
という、非常にシンプルな出題形式で、英語の読み書きの総合力をとことん試す形式だ。
また、早慶をはじめとする、難関私大の場合は、受験生の数が膨大なため、マークシート試験が多い。
出題形式は、語法、適語選択、内容真偽、英文整序。会話文、小説、などがよく出題される。
まあTOEICのような感じだと思えばいいね。
英語で差が付くのは、どこ?
じゃあミキちゃん、英語で差が付くのは、どこだと思う?
「ん〜、やっぱ英文和訳かなあ、単語も難しいし単語が分かっても意味が分かんないことってよくあるし」
もちろん、最初に一番差が付きやすいのは、英文和訳だよね。
なぜかって言うと英文和訳は、配点が高い場合が多いし、内容真偽問題なんかにも関係してくるから。
ただし、合格英熟語300・合格英単語600をちゃんと覚えてしまっているレベルになると、英文和訳はだんだん楽になる。
一文一文の読み方の基本は、
大矢英語読み方講義の実況中継(語学春秋社)
NEW・山口英文法講義の実況中継(語学春秋社)
長文の読み方の基本は、
本英語長文講義の実況中継(語学春秋社)
なんかをしっかり読んで、英文和訳の問題集をやっていけばいい。
英文和訳の問題集は、特にオススメというモノもないけど、
英文和訳演習 (基礎篇) (駿台受験シリーズ)(基礎篇)
くらいのレベルから始めて、中級編までやればいいかな。
ポレポレ英文読解プロセス50
も、オススメだ。