圧倒的な勉強量が、学力を伸ばす!
スポーツでも武術でも、最初はとにかく基本練習を延々やりますよね。
一日百本シュートするとか、突き蹴りをするとか、打ち込みをやるとか、当たり前ですよね?
それに上達しても、やぱり基本練習を延々やります。
武術にいたっては、技をたくさん覚えるより、基本的な立ち方、歩き方など、より根源的なケイコに励んだりします。
これはもう技を覚えるというよりも、高い次元で技を運用できるようになるためのケイコです。
基本のパンチ一つ取っても、熟練者のパンチと初心者のパンチは違います。
それはパンチの速さと言うより、相手との距離の詰め方だったりします。
また相手の反撃に対応する対処方法であったり、戦う場面を想定した幾十幾百のパターンをこなした上で、単純でシンプルだけど有効な技を会得仕様とするわけです。
学力もそれと同じで、勉強が出来るようになっても、基本練習は繰り返さねばなりません。
基本練習を繰り返しつつ、発展問題や応用問題煮取り組み、そこからまた基本問題に戻って理解を深め、また様々な問題に挑まねばなりません。
なぜなら、できるヤツというのは、基本に穴がありません。
大学受験なのに、中学レベルの基本を完璧にしていたりします。
そういう風に、ある一定期間、集中して基礎練習に取り組んだ結果として、学力も伸びるもんなんです。
難関大学合格を目指して受験指導するところでは、休みの日はもう館詰め状態で基礎から演習です。
超進学校の中高一貫校では、夏休みも冬休みも半分以上は追加演習ですし、短い休みが明けたら、実力テストがまっています。
それだけ時間をかけても授業がこなせない人は、さらに個別の学習塾で弱点補強です。
だから高校時代に学力がいまいちでも、浪人して、受験勉強に集中できる環境ができたら、みるみる学力は伸びます。
浪人生には不必要な通学や、受験に必要のない科目の授業などないのですから当然です。
英語なら英語を1ヶ月とか2ヶ月とか、延々勉強できれば、苦手でもだんだんわかってくる。
たとえば、
合格英熟語300の例文丸覚えを一ヶ月でやる
→ 英語の構造やパターンを実感する
→ 英単語も増やす
→ 英語の読解練習に進む
と言う風に集中して勉強しつつ、次のステップに移っていけば、伸びるのがあたりまえ。
逆に毎日ブツ切れの時間で、パラパラと勉強していても、普通はまず伸びません。
何事も、できるまで、続けてやらなければダメなんです。
そこのところがわかっていないと、まず伸びないし、わかるとググッと伸びてくる。
ただし、高校3年生の人間が、浪人を見越して勉強するのは、どうかと思います。
『来年・再来年を見越して、長期計画だ!』…なんていう人は、本当に長期計画になって、結局大学をあきらめたりします。
必ず次の試験で合格するために、努力を続けてくださいね。