とにかくまず100回、やってみる
受験勉強というのも、一つのワザですから、身につけるためにはくり返しが必要なのです。
とある合気道家の対談を読んでいたら、一つのワザが身に付くまで、約3万回のくり返しが必要だという話です。
要領のいい人でも、最低一万回は繰り返さないと…なんて話が載っていましたが、受験勉強は百回もやれば充分です。
「百回やったら、突然わかるようになる・突然出来るようになる」と、向山式勉強法の本にも載っています。
「でも、百回やるのなんて、とんでもなく時間がかかるんじゃあ?」 と思う人もいるかも知れません。
でも、こういうことです。
たとえば、新数学スタンダード演習のベクトルの項に20問載っていたら、5回繰り返してやれば、のべ100問やったと数えればいいのです。
10回やれば、のべ200回。
一ヶ月の間にそれをやれば、確実に理解力は上がります。
量的な勉強をやっているうちに、ある時、パターンというのが見えてきます。
「なんや、同じやんか…」
という感じで、解法や考え方の共通部分がおぼろげながら見えてきて、問題の幹になる部分と枝葉になる部分が区別できるようになってきます。
そうしたら、間髪入れずに同種の問題を解きまくってください。
1対1ではなく、多体1の関係になるまで、とにかく何度も繰り返してください。
そうしてそのパターンに慣れたら、そこで次の問題に移る。
そう言う繰り返しが、リストとDLLを作るわけです。
模式的に示すと、
(1) 量をこなす(量的な勉強)
(2) 特定の問題に共通点を発見する(感じる)
(3) 今度は、その共通点を中心に問題を解いてみる(量的な集中勉強)
(4) またどんどん量をこなす
(5) また共通点を発見する
(6) またその共通点を中心に、問題を解いてみる
(くりかえし)
→ 楽に問題が解けるようになる(完成!)
と言う感じですね。
百回やったら、突然わかるようになる・突然出来るようになる
「百回やったら、突然わかるようになる・突然出来るようになる」と、向山式勉強法の本にも載っています。
「でも、百回やるのなんて、とんでもなく時間がかかるんじゃあ?」
と思う人もいるかも知れません。
でも、こういうことです。
たとえば、新数学スタンダード演習のベクトルの項に20問載っていたら、5回繰り返してやれば、のべ100問やったと数えればいいのです。
10回やれば、のべ200回。
一ヶ月の間にそれをやれば、確実に理解力は上がります。
そう考えれば、百回というのも、大した数ではないでしょう?
合気道の技を習得するための三万回と比べれば、とんでもなく楽な話ですよね。
そういうわけで『整序問題850』とか、東京出版の『新数学スタンダード演習』というのはそういうホームとなる本ですから、とにかくボロボロになるまで繰り返しましょう。
もちろんあなたにとって、別の本の方がよいのなら、そちらをホームにしても構いませんが、とにかくそういうホームとなる本をくり返しやりましょう。
そして模試や他の問題で解けなかった問題があったら、ホームの参考書や問題集のページを繰って、そこに解き方や説明が載っていなかったかどうか確かめましょう。
おそらく十中八九、載っているはずです。
載っていなければ、その問題と解き方を、ノートなどにスクラップしておきましょう。
いろんな問題集を渡り歩くのは、その後で充分です。