計算力が無いと、数学はどうしようもない
問題を解くスピード、計算力は、数学では必須です。
難関大学の理系数学ですと、150分で3問+αくらい解ければ十分合格圏内ですから、2〜30分たって1問も解けていないということも、よくあります。
私なんか、いつもそうでした。試験が始まって30分たった時点で小問1つでも解けていれば、御の字という状態。
問題が何を問うているのか自体、なかなか掴めなかったりするのですから、そういうことはよく起こります。
そう言う場合は、とにかくどんな方法でもいいから、まず1問解く!
そうすれば、とにかくあと1問でも解ければ、合格に望みがつなげます。
入試は、一科目で決まるわけではないのですから、他の科目での挽回を期待して、とにかく少しでも点を積み上げておこうということでしたら、遠回りでも確実に点数をとるということになります。
(3)計算(実施する)
解法のレパートリーが決まったら、あとは猛スピードで計算していくだけですね。
もちろん、1・2の時点で、予備的な計算をたくさんすることもありますし、計算途中の検算などで時間を食うことも良くありますから、とにかくほぼ最大速度のスピードで、計算をしなければなりません。
それでも実は、時間が足りなかったりするのです。
検証(確かめる)にも、計算力が必要。
最後に、出した答えが合っているかどうか、検討することも必要です。
もちろん(3)の計算時にも、合っているかどうか確かめながら計算を進める必要があります。
出した答えが妥当なものかどうかは、問題数をこなしていけば、だんだん勘でわかるようになります。
というのも間違っていれば、少なくとも、何らかの<違和感>がありますから。
ちょっとした検算などを行ってみて確かめます。
こういう風に見てくると、結局、計算力・スピードがないと、お話にも何もならないことがわかるでしょう。
普段の勉強で、のんびり計算しているのは、絶対にNGです。
計算を始めたら、常にほぼ最大速度で解かなければなりません。
ゆっくり計算する悪いクセをつけると、入試で思わぬ失点をします。
センター試験のように、ほとんど時間的余裕がない試験では、ちょっと間違えただけで、もう致命傷になってしまいます。
問題を解くときは、常に、最大速度で解くようにしましょう。
そうすることによって、初めて解く工夫というモノが生まれてくるのです。