11月からの勉強法
11月になったら、本格的な受験シーズンまで、あと約10週間だ。
大学受験の場合は、1月中旬のセンター試験、2月初めの私大入試、2月下旬の国公立2次試験という風に続くので、ちょうど10週間と言うところになるわけだ。
ここで考えるべき事は、この10週間をいかに有効に使って合格を勝ち取るかって事になる。
国公立大学を受験する場合は、センター試験が10週間後にあるわけで、とにもかくにもセンター試験で点数をしっかりとることが最重要の課題と言うことになる。
しかしながら、多くの受験生が、この時期、2次試験の勉強ばかりしているのではなかろうか。
センター試験は単なる2次試験への通過点で、大事なのは2次試験で点数をとること。
そう思ってセンター試験対策がおろそかになっている。
こういうヤツは、来春見事に落ちるから、見ておくといい。
国公立大学入試は、センター試験で半分決まると言っていい。
理由は簡単で、センター試験でライバルに差をつけられると、2次試験はものすごく不利になってしまうからである。
センター試験で失敗したら、受験はお終いセンター試験で失敗すると、受験は基本的にもうお終いである。
理由は簡単で、ライバルに置いて行かれてしまうからだ。
センター試験は単なる通過点ではない
たとえばセンター試験で80%の得点がボーダーの大学があったとする。
このときセンターを甘く見て失敗して75%位の得点しか取れなかったとする。
そうすると5%分の持ち点だけ、2次試験でたくさん点をとらないと、他の受験生と互角にならない。
受験する大学のセンター試験の持ち点配分が高ければ、5%というのは致命的な差になる。
たとえばセンターが500点で2次試験が500点という配点だと、500点の5%だから25点という事になる。
25点というと、数学1問分の点数になるから、他の受験生より数学の問題を1問以上多く正答しなくてはならない。
しかもそれでようやく、他の受験生と並ぶわけで、1問多く正答したからと言って合格できるとは限らない。
2次試験の数学の問題が解けるかどうかは、運次第という部分もあるから、ハッキリ言ってバクチもいいところだ。
だからもし今、センター試験で8割以上の得点が取れそうになければ、センター試験のための勉強に力を注ぐべきだろう。
難関大学・難関学部を受験するなら、85%以上は欲しいところだから、どこでそれだけの点数を確保するのか、1科目くらい失敗することを前提に11月は試験勉強のプランを立てるべきだろうね。