予備校のメリット・デメリット(2)~予備校まかせでは、あきません。

 さて、ここまでは予備校のメリットについて書いてきましたが、もちろん、デメリットもあります。

 というのも、予備校というのは、学校と同じく一斉授業ですから、勉強のペースは予備校任せなのです。

 進み方は予備校や地方によって多少やり方は違うのでしょうが、これは、東京でも大阪でも神奈川でも福岡でも同じでしょう。

 4月には、整式をやって、5月にはベクトルをやって、6月には微積分…なんていう風に、全範囲を何分割かして割り振るわけです。

 現役生にとっては、そういう風に全範囲を順に学習する意義はありますが、浪人生にとっては、逆にマイナスになる場合もあるのです。

 たとえば、

「私は、微積分中心に勉強したい」

「私は、ベクトルについて、勉強したい」 

…と、そんな風に考える人も、いらっしゃるでしょう。

 そういうウォンツに対して、予備校の授業は上手く対応できない場合があります。 

 もちろん最近は、ビデオ学習なんて言って、自習室で、自分のやりたいジャンルの講義をめいめいがビデオで見ることができるようになっている予備校もあります。

 しかし、そういうサービスがないところでは、こういうことができません。

 予備校と言うところは、原則的には「マス・サービス」ですので、一人一人、自分にあったカスタマイズができなければ、行かない方がいい場合だってあるのです。

 また、基礎的な学力がなければ、どんな素晴らしい講義でも、馬の耳に念仏状態になることだって、あります。

 たとえば、英語の基礎力がないのに、英語の講義に出ても、ついていけないでしょう。


 私なんか、最初の受験生だった頃は、英語がテンでわかりませんでしたから、英語の講義などは苦痛以外の何ものでもありませんでした。

 e-bookでも書きましたが、当時の私は、英単語を日本語に置き換えて、それを適当につなぎ合わせて誤魔化していただけでしたから、それも当然です。

 また単純なベクトル・微積分の計算もできないのであれば、面倒な微積問題の解説をされても、理解する以前に、訳がわからなくなるでしょう。

 物理だって、微積分(微分方程式)を使って説明すれば、実は相当スッキリするのですが、逆に微積分の計算練習が足りなければ、訳がわからなくなる可能性もでかいのです。

 残念ながら、予備校のようなマス・サービスでは、一人一人の抱える問題点には、なかなか対応できません。

 目指す志望大学に合格するには、受験生一人一人が、自分の問題点に気づき、それを克服していくしかないのです。

 だから予備校の講義だけで、学力が勝手に合格水準まで上がるとは、絶対に思わないでください。

 英語なら、合格英熟語300・合格英単語600レベルの語彙がまずないと、そこから先には行けません。

 数学なら、通常の問題集の基礎レベルの問題ならスラスラ解ける状態でないと、先には進めません。

 有名な予備校に通い、本なども出しているような有名な講師の講義を受けるだけで、難関大学合格できるなんて、決して思わないでください


 そういえば、池袋のジュンク堂の参考書売り場をウロウロしていたときに、予備校の講師のうわさ話をしている学生がいました。

 本を何冊も出しているような、有名な先生のうわさ話でした。

「●●は××だよな~」「▲▲は、◎◎だけど、ちょっと■■だ」

 聞くとはなしに聞いていたのですが、有名な先生って…

 … けっこう変な先生が多い …

みたいですね。

 まあ、変な先生だからこそ、出版依頼も来るのかもしれませんが(^o^)

 まあ、そういうことです。 

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