受験必勝法!必ず解けるジャンルを作っておく
1問も解けないような最悪のケースを回避するためには、絶対点数が取れる分野を、1つでも作っておいて、そこをやる!
「なんだ、センセー、それって得意問題をやるで、正解じゃん!」
ミキちゃん、それは違うよ。
得意な問題っていうのは、ミキちゃんが好きだから解けそうに思っているっていうだけで、実際に点数が取れるかどうかはわからない。
数学なんかは特に、そういうことをやって失敗する人が多い。
問題を解くのが好きな人は、試験中も面白そうな問題を解くのに夢中になって、結局点数が取れなくなってしまう。
でも、受験は点数の積み重ねだ。合格・不合格は、点数で決まる。合格するには、点数を積み重ねていくしかないわけだから、
得意かどうかじゃなくて、点数が取れるかどうか
っていうところに、焦点を合わせなきゃいけない!
だから得意でなくても、実際に点数が取れるジャンルを作って、そこから問題を解く。
つまり自分が何が何でも点数を取れる分野を見つけて、そこだけは絶対点数が取れるように、準備しておく。コレに尽きるね。こういうのがつまり、受験の戦略とか戦術ってもんだ。
そしてそのためにこそ、過去問を研究するんだよ!
なぜなら、絶対点数を取るには、絶対点数を取れる分野の問題が出ていなければ話にならないからね。
出ないジャンルの問題で点数が取れても、合格できない
準備しておくジャンルは、毎年必ず出題されるジャンルでないといけない。
出ないジャンルの問題で点数が取れても、合格できないのは当然の話だ。
だから、自分の受ける予定の大学の過去問を見て、毎年出るジャンルで、必ず最低1コは点数が取れるモノを見つけておかないといけないわけだ。
と言っても、数学なんかは難易度や傾向が少し異なるだけだから、問題のジャンルの優先順位を決めるだけでいい。
たとえば、確率と微積分と数列の問題は、絶対とるとかね。
センセーが受験した頃の京大は、毎年、確率と数列の融合問題が出題されていたから、コレを絶対とるという風に勉強したもんだ。
確率と数列の融合問題 → 微積分の問題 → 平面図形 → 整数問題
とかいった感じでね。
理科なんかも、どういう順序で問題に取り組むのか、決めておいて、常にそれでやってみる。こういう事が必要だ。もちろん、こういう風に順番を決めていても、落ちる場合もある。
センセーは、まず確率と数列の融合問題をまず解くという戦術だったけど、その年だけその問題の難易度が最高難度のDだったりして。
時間をくった上に、解けなかった。もちろんその年は、落ちたね。
そういうわけで、2次試験で1問も解けないのを回避するために、まず絶対に点数が取れる分野やジャンルを作って、試験でどういう順番で解いていくのか、あらかじめ決めておくって事がフェイズ3の大きな戦略って事になる。