できるヤツになる
「なりたい自分になる」という類の本に、こんなコトが書いてありました。
なりたい自分になるためには、そう言う人ならどうするだろうということを、徹底的にイメージして、自分がそれをすることです。
たとえばかっこいい人を目指すなら、「かっこいい人ならどんな服装をするだろう?」
「かっこいい人なら、歩くときどんな歩き方をするだろう」
「かっこいい人なら、こういうとき、どんなことを言うだろう」
「かっこいい人ならこんなとき、どういう風に行動するだろう」
と常に考えて、自分がそれを実行することです。
そうすれば、自分の目指すかっこいい人になることができます。
難関大学を目指す受験生だって、同じです。
合格するヒトなら、こんなテレビ、見てるだろうか?
合格するヒトなら、こんなところでボヤボヤしているだろうか?
そう考えて、自分の行動をただしましょう。
そうすれば合格できます。
今回は、どうやって合格する人になるか…というお話をします。
難関大学を目指しているのだが、どうして良いかわからないというお便りは、よくいただきます。
私に聞けば、他人が知らないような、何か楽で特別な方法でも教えてもらえるのかと、期待しているのでしょう。
でも私がお教えできるのは、今まで散々書いてきた事だけです。
合格に必要な『何か』をどうやって掴むか
たとえば、英語はまず『合格英熟語300』の英文を書き出して、丸暗記する。
『大矢英語の読み方講義の実況中継』や『山口英文法講義の実況中継』を読んで、練習問題をやる。
桐原書店の『整序問題850』や『標準問題集1100』をしっかりやって、センター試験レベルの学力をまず身につける…(以下省略) そういう風に、ただ階段を上っていくだけです。
でも実は、それだけで合格など、お約束できません。
なぜならボクがお薦めする10冊前後の本だけで合格する人もいるし、また失敗する人もいるからです。
和田秀樹さんの本に、『受験は要領!』なんて本もありますが、私のお薦めした方法で合格できるかどうかは、勉強する本人の要領やセンスにも、かかっているのです。
というのも難関大学に合格するような人というのは、どこかの時点で、合格に必要な『何か』を掴んでいるものだからです。
それが中学の段階か、高校の段階か、それとも浪人時代なのかは、わかりませんが、でもどこかの時点で、ものすごい量の勉強をやったり、いい先生に出会ったりして、その『何か』を掴んでいるわけです。
天才肌の人は、物心の付かない頃か、その後のどこかで知らず知らずにそれを掴みますし、そうでない人は、もっと大きくなってから、いろんな壁にぶつかりながら、それを掴みます。
そしてその掴んだ『何か』をどんどん展開し、合格に必要な点数を取るだけの学力を身につけていくワケです。
合格するにはだから、その『何か』を掴む必要があるのです。
そしてその『何か』をどうやって掴むかには、二つの方法があります。
一つ目は、『ガムシャラに勉強して、自分でその『何か』を一つ一つ掴んでいく』
という方法。
もう一つは、『できるヤツの真似をする』
という方法です。