所有と財産権

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所有と財産権記事一覧

不確かな財産権とインセンティブ

 取引が不可能な財、誰のモノか帰属がハッキリしない財などの「不確かな財産権」から発生したインセンティブ問題は、様々な名前で問題にされる。 たとえば・共有資源の問題・公共財の問題・フリーライダー問題・共有地の悲劇といった問題などがそうである。 これらの問題の基本的な構図は、「大勢の人々が一つの共有資源...

不確かな財産権とインセンティブ

 

取引もできないし誰のモノかも不確かな財の所有権

アンダー・サプライ----------- 通常の財(商品)の「所有権」は売買可能である。 売買可能な所有権であれば移転(持ち主の変更)は簡単だから、コースの定理によってその財はそれを最も高く評価している者の手に渡ることになる。 だがしかし、全ての財の所有権が取引可能であるわけではない。 所有権に対し...

取引もできないし誰のモノかも不確かな財の所有権

 

膨大な取引費用が効率的配分を阻む

カリフォルニアの水利権-------- カリフォルニアと言えば大農業地帯である。 日本の米作農家を脅かしているカリフォルニア米は、もちろんカリフォルニアで造っているのだが、実はカリフォルニアの殆どは砂漠なのである。 そんなカリフォルニアでなぜ、水資源をとんでもなく消費する米を作ることができるのかと言...

膨大な取引費用が効率的配分を阻む

 

資産の特殊性とホールドアップ問題

 今まで見てきたように、所有権の割り当てと保護は、取引の効率性に大きな影響を及ぼす。 不完備契約/交渉費用/モラルハザード/インフルエンス・コスト等は、全ての経済関係において非効率発生の原因となりうる。 では一体誰が資産を所有すべきなのであろうか? 取引の属性に基づいた資産所有と言うモノを考えてみる...

資産の特殊性とホールドアップ問題

 

公開企業の所有者

 現代の複雑な所有構造を考えると、株式を公開している企業の所有者は一体誰だ? ということになる。 そのような企業の残余コントロール権と残余請求権をしっかり握っている個人なりグループなりが、果たして特定できるのか?(1)株主: たとえば株主は、法律上、名目上、企業の所有者と言うことになっている。 だが...

公開企業の所有者