変身価値とは、成果に対する報酬

トランスフォーメーション・バリュー(変身価値)とは、変身する期待に対する支払いであり、変身の成功報酬である。

 

人々は「変身できるかも知れない」という期待と、そのトランスフォーメーションの価格を天秤に掛け、そのトランスフォーメーションを購入する。

 

或いは「変身したら得られるかも知れない」という利益や便益と、そのトランスフォーメーションの価格を秤に掛け購入を決定する。

 

たとえば英会話学校は、英会話を教える学校であるが、顧客は「英語が話せるように変身することを夢見て」入学する。

 

「英会話ができればきっと楽しいだろうな」「英会話ができればきっと就職に有利だろうな」なんていう期待で英会話学校に入学し、英会話のトレーニングに励む。

 

そしてどんどん英会話ができるようになるのが実感できれば、何ヶ月も何年もその英会話学校に通う。

 

上級クラスに高い金を支払っても通う。


 

しかし何ヶ月通っても英会話がうまくならなければ辞める。

 

上達が実感できなければ、最初に期待した変身できそうにないと判断し、既に支払った授業料分の権利が残っていても辞めてしまう。

 

つまり変身成功率が高い企業ほど、顧客は長期間にわたってその価値を購入し、より高いメニューも購入するようになる。

 

成功率が低い企業ほど顧客はすぐに鞍替えし、変身メニューも安くないと購入しない。

 

さらに変身成功率が高いという評価が市場や口コミで広まれば、ビックリするような敷居の高すぎるような料金を提示しても、顧客に受け入れられるが、そうでないと顧客から門前払いを喰らい、ネコまたぎになってしまう。

 

トランスフォーメーションの価格はそういうわけで、顧客の変身願望の強さ(あるいは変身に対する期待)と、変身成功率によって決まる。

 

結果によって受け取る報酬が変わるわけであるから、効用価値説的に決まる。

 

エクスペリエンスもトランスフォーメーションも、労働価値説的ではなく効用価値説的に価格が決まる、…というところが重要である。

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