変身価値とは、成果

変身価値とは、成果

さらば価格競争。コモディティ化の罠から抜け出せ!―コモディティ、製品、サービスに続く、第四の経済価値「経験」

変身価値とは、成果に対する報酬

トランスフォーメーション・バリュー(変身価値)とは、
変身する期待に対する支払いであり、
変身の成功報酬である。

 

人々は「変身できるかも知れない」という期待と、
そのトランスフォーメーションの価格を天秤に掛け、
そのトランスフォーメーションを購入する。

 

或いは「変身したら得られるかも知れない」という利益や便益と、
そのトランスフォーメーションの価格を秤に掛け購入を決定する。

 

たとえば英会話学校は、英会話を教える学校であるが、
顧客は「英語が話せるように変身することを夢見て」入学する。

 

「英会話ができればきっと楽しいだろうな」
「英会話ができればきっと就職に有利だろうな」
なんていう期待で英会話学校に入学し、
英会話のトレーニングに励む。

 

そしてどんどん英会話ができるようになるのが実感できれば、
何ヶ月も何年もその英会話学校に通う。
上級クラスに高い金を支払っても通う。

 

しかし何ヶ月通っても英会話がうまくならなければ辞める。

 

上達が実感できなければ、
最初に期待した変身できそうにないと判断し、
既に支払った授業料分の権利が残っていても辞めてしまう。

 

つまり変身成功率が高い企業ほど、
顧客は長期間にわたってその価値を購入し、
より高いメニューも購入するようになる。

 

成功率が低い企業ほど顧客はすぐに鞍替えし、
変身メニューも安くないと購入しない。

 

さらに変身成功率が高いという評価が市場や口コミで広まれば、
ビックリするような敷居の高すぎるような料金を提示しても、
顧客に受け入れられるが、

 

そうでないと顧客から門前払いを喰らい、
ネコまたぎになってしまう。

 

トランスフォーメーションの価格はそういうわけで、
顧客の変身願望の強さ(あるいは変身に対する期待)と、
変身成功率によって決まる。

 

結果によって受け取る報酬が変わるわけであるから、
効用価値説的に決まる。

 

エクスペリエンスもトランスフォーメーションも、
労働価値説的ではなく効用価値説的に価格が決まる、
…というところが重要である。

 

 

NEXT:変身経済は「人々を励ます」

スポンサードリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加