入場料をとれる商売こそ

入場料をとれる商売こそ

さらば価格競争。コモディティ化の罠から抜け出せ!―コモディティ、製品、サービスに続く、第四の経済価値「経験」

入場料をとれる商売こそ「エクスペリエンスな」企業

エクスペリエンスを売る企業は、入場料を顧客に請求できなければならない。

 

たとえばディズニーランドやユニバーサル・スタジオは、入場するだけで一人あたり、数千円もの金を入口で支払わねばならない。

 

これはエクスペリエンスを売っているからである。

 

最初に支払う金に見合ったエクスペリエンスがそこにあると知っているからこそ、人々は入り口でそれだけの金を支払う。

 

それに比べてもうすぐ閉園する関西の阪神パークや宝塚ファミリーランド。

 

入り口でたいした入場料を取っているわけでもないのに、お客は来ない。

 

阪神パークなど阪神大震災の後、ジェットコースターなどの乗り物が全滅した後、「住宅遊園」として住宅の展示場を併設し、入園料をタダにしたというのにとうとう閉園ということになってしまった。

 

向かいにある阪神甲子園球場は、阪神が快進撃すれば4万人以上の人でごった返し、大騒ぎするというのになんたることか。

 

僕が子供の頃、阪神パークは絶好の遊び場だった。

 

「阪神子供の会」に入れば20回くらいはタダで入れたし、時間がある限りゾウを見たりキリンを見たり、サル山のサルを見たり、狭いオリの中でウロウロする「レオポン」(ライオンとヒョウのハーフ)を見たり。

 

プラネタリウム館で星空を見上げたり、暗いオリの中の夜行性の動物を見たり、、金がなくて乗り物に乗れなくても十分楽しめた。

 

宝塚ファミリーランドも宝塚少女歌劇団や宝塚温泉があるせいで、結構何度も行った。

 

甲子園球場や阪神パークのそばに住んでいながら、宝塚ファミリーランドにも何度も行った。

 

「世界は一つ」「ゲゲゲの鬼太郎のお化け屋敷」なんていう催し物も、一度は行った。

 

中学の頃は「ファミリーランドにカップルで行けば別れる」なんて話もあって皆こわごわ出かけていたが、大阪の埋め立て地の天保山に「海遊館」というでかい水族館ができ、さらに一年前にユニバーサル・スタジオ・ジャパンがオープンしてからというモノ、恋人同士のデートスポットは大阪北港周辺にすっかりシフト。

 

お陰で宝塚ファミリーランドまでもが閉園するという。

 

なんたること。

 

動物がいて、乗り物があって、芝生で思い思いに弁当を広げて食うような遊園地は、閑古鳥が鳴くようになった。

 

昔はそれでも十分なエクスペリエンスだったはずなんだが、NEXT:財布を開けるのは苦痛だ。

 


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