英語は受ける大学ごとに、対策を立てろ
数学や理科の場合は、前回言ったように、点数が取れる分野を作って、そこから突破口を開くという戦略になる。これはわかったね。
「ふぁ?い!わかりますた?」
だから今からやることは、自分がどういうジャンルの問題で点数が取れるか、冷静に判断して、確実に点数が取れるジャンルを徹底的に洗い直すってことだ。
それでもって、問題を解く順番を自分なりに決めておく。
微積分が得意で点数が確実に取れるなら、微積分から解き始めて、次にベクトル、数列、行列などと、問題を解く順番を決めておく。
これは理科も同じだね。
有機化学が得意で確実に解けるなら、有機化学から始めるとか、そう言った順番を、あらかじめ決めておく。
でもって、次は何を解くって、順番をしっかり決めておくことが大事だ。
じゃあ次は、英語の勉強法について話をするよ。
英語は数学や理科とは、全く違う。
なにしろ英語に関しては、難易度だけではなく、大学によって出題形式が相当違うわけだから。
数学や理科の場合は、出題形式のパターン自体はそんなに変わらないので、点数を取れるジャンルを作っていくだけで良い。
だけど、英語の場合は出題形式に慣れた上で、優先順位を決めていかなければならないわけだ。
大学によってどれくらい出題形式が違うか、ちょっと見てみよう。
英語は大学で出題形式がかなり異なる
たとえば東大なら、
- 要約
- パラグラフ穴埋め
- 条件英作文
- 自由英作文
- 図や表を見て解く問題、
- 長文を読んで解く問題(語法&下線部和訳)
- リスニング、
…と、センター試験さながらに多種多様な形式で、英語力が試される。
その一方で、京大は、
- 下線部和訳 7題
- 和文英訳 2題
- リスニング(文系など一部のみ)
という、非常にシンプルな出題形式で、英語の読み書きの総合力をとことん試す形式だ。
また、早慶をはじめとする、難関私大の場合は、受験生の数が膨大なため、マークシート試験が多い。
出題形式は、語法、適語選択、内容真偽、英文整序、会話文、小説、などがよく出題される。
ほとんど内容真偽問題だけの大学も、結構ある。
私大は、学部別に試験が行われることが多いので、学部によってもかなり問題は異なるけど、まあTOEICのような感じだと思えばいいね。
だから、受ける大学によって、勉強法は全く別になる。ここが英語の勉強の大問題だね。
普通の大学の場合は、ここでおしまいだけど、難関国公立の場合は、和文英訳が大きな得点源になる。
だから難関国公立に合格しようと思ったら、和文英訳でちゃんと点数を取らないといけない。
わかったかな?
「それはわかったけど、ウチ、和文英訳、ジェンジェンだめなんだけどどうしよう、センセー」
続きは、センセーのeBOOKを読んでくれ。以上でフェイズ3の勉強法はおしまい。
さあそれじゃあ、次回からは、センター試験直前フェイズ、フェイズ5の勉強法について、教えよう。