浪人の勉強法(1)〜目標を再設定する
大学受験に失敗し、もう一年勉強して再チャレンジを決めたら、まず目標設定をし直すことが大事です。
1年後、自分はどうなっていたいのか?
大学受験で言えば、今年と同じレベルの大学でいいのか、それとも上のレベルに挑戦するのか。
そこでまず、目標設定が変わってきます。
そしてそのために、どういう段取りで、どういう行動をするのか。
これをまず決めなければなりません。
人間の脳というのは、本心から望む目標を設定すると
それに関する情報に敏感になるようにできています。
よく言う「アンテナが張る」というヤツですが、目標を明確にすればするほど、それに対する答えが得やすいのです。
「東大に合格する」
→ 東大のどこ?
→ 何点取ればいい
→ そのために必要なことは?
と言う風に、やることが具体的になっていけば、すぐに行動できることもたくさん出てきますので、行動に移せます。
一方、そういう具体的な目標を立てなければ、ダラダラと何週間も過ごすことになります。
行動も具体的にならず、抽象的な事ばかりになりがちです。
仮の目標でいいから、目標を立てる
具体的な目標を立てることが、なぜ大事か。
それは行動できなくなってしまうからです。
『1分間目標達成術』という本には、目標達成のスピードが遅い人の6つの習慣として
・目標があいまい
・段取りがいい加減
・失敗した状態を無意識にイメージしてしまう
・行動できないで終わってしまう
・失敗を強く意識して自信を喪失してしまう
・できない言い訳をして環境を責める
があげられています。
目標を達成するためには、目標をハッキリ定め、段取りをして、行動ができないと、ダメなんです。
目標がハッキリしないと、段取りもできませんし、そのためのペース配分もできません。
それどころか、どっちに向かって走り出せばいいかもわかりません。
これではくたびれるだけで、目標に近づいているのかどうかもわからず、結局、努力が続きません。
なので、まず目標設定をハッキリする必要があります。
目標自体はあとで変更しても良いので、とにかく決めてください。