このページの目次
記述試験で大事なこと
国立の難関大学に入学するには、二次で記述式の試験を受けねばなりません。
マークシートや番号選択などの選択式の方が採点が楽なのに、大学側が記述式を採用するのは、大学が受験生に「説明能力」を問うているからに他なりません。
この受験生は、問題文の意味がちゃんと読めているのか、そして答えをきちんと筋道立てて説明できるか、そう言う能力を問うているのです。
大学の勉強というのは、簡単に言うと
(1)国内外の文献を読む
(2)仮説を建てて推論や実験で自分の意見をまとめる
(3)自説を論理的に、筋道立てて説明する・書く。
…ということですので、そう言うことをする基礎能力をもっているかどうかを試すために、わざわざ面倒な記述式の試験をするわけです。
ですから、英語でも数学でも、国語や社会でも、理路整然と記述していかねばなりません。
「この人は一体何を言いたいのかな??」と、採点官が首をかしげるような答案は、間違いなく減点されていきます。
また論理の展開が妥当かどうかは、わずか1パラグラフくらいの文章でも十分伝わってしまいますので、違和感があるような文章は、どうしても減点対象です。
そしてもう一つ「下手な字」も、点数を落とす原因になります。
「何を言いたいのかわからない…」どころか、「何が書いてあるのかわからない」では点数になるわけはありません。
自分では読めていても、試験官に読めなければ、点にならないのは当然でしょう。