タテの勉強、ヨコの勉強

センター試験は、ミキちゃんも知ってるとおり、1月中旬だ。

 

で、センター前の6週間は、もちろんセンター対策に全力を注がねばならない。

 

理系のヒトなら社会、文系のヒトなら理科は、センター試験の点数が2次の点数に大きな影響を及ぼす。

 

これらの科目は問題と解法をセットで覚えて対処することになるから、もう暗記だ。

 

となると、準備には直前の6週間くらいは必要だ。

 

そうなると、12月はもうセンター試験準備でいっぱいになるので、2次試験のための勉強に集中できるのは、9月から11月までの3ヶ月間になる。

 

だからこれからはもう、ただのんべんだらりと勉強していると、あっという間に月日が流れて、気づいたら入試本番!…てなことになってしまう。

 

だからこれからの3ヶ月は、出るところだけやる。これが重要だ。

 

自分の受ける大学で良く出題される分野を中心に、勉強を進めていくわけだ。

 

理想を言えば、前半の6週間でタテの勉強。後半の6週間で、ヨコの勉強をやって欲しい。

 

「タテ? ヨコ? それなに?」

 

たとえばベクトルならベクトルばっかり、数列なら数列ばっかりやるのが、タテの勉強。

 

同じ単元の問題を続けて解いていくのが、タテの勉強。

 

そうじゃなくって、ベクトル、微積分、数列、確率などを、横断的に解いていくのが、ヨコの勉強。


やさしい理系数学

つまり今日は、問題集の偶数の章の1番ばかり解く! …ってかんじで問題を解いていくのが、ヨコの勉強ってことだ。

 

大学入試というのは、一つの単元から何題も問題は出ないね。この辺が高校の定期テストと大きく違う点だ。

 

いろいろな単元から1問ずつ出題されるわけだから、タテよりもヨコの勉強の方が、より入試に近い形になる。

 

でも最初からヨコに勉強していくことはできないから、最初はタテに勉強するしかないんだね。

 

でもってタテの勉強が済んだら、横断的にランダムに問題をやって、解法を思い出すリードタイムを短くしていくわけだ。

 

もちろん、この時点でタテの勉強が終わっているヒトは、ヨコに勉強していけばいい。

 

逆に全然終わってないヒトは、タテの勉強を9週間やって、残りの3週間はヨコにやるとか、そう言う風にやればいい。
ヨコにやる勉強は、センター試験後の2次直前フェイズの先取り。だからの時点で、必ずしも6週間やる必要があるワケじゃない。

 

「で、ウチは何をすればいいわけ?」

 

やさしい理系数学 (河合塾SERIES)

 

本書の特徴は別解が多いこと。良問により効率良く学習できることである。

 

1Aから3Cまでの内容になってはいるが、並び順が1A2B3Cとなっているので、文系の人も利用できる。

 

整数や平面幾何については確かにあまり詳しくはないが、その分野はそれぞれ深い内容を持っているので、このような理系全分野をカバーしたものには載せきれないだろう。

 

それを学びたい人は、ある程度の覚悟を持ってそれを扱った本に取り組めばよい。弱音は吐かないこと。

 

高校で学ぶ数学は内容も幅広く、すべての分野を学びきるのは難しい。

 

整数や平面幾何などは入試にでる確率が低いなら、捨てるのも手である。完璧にするのは難しいということだ。

 

ハイレベル 理系数学
文系数学


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