それでは、ここで少し英語の参考書をマッピングしてみます。
★合格英熟語300を使った例文丸覚え(目的:英文データベース構築)
大矢英語の読み方講義の実況中継などで、英文の読み方を習得
↓
★システム英単語や合格英単語600で、語彙力を確定(できれば高3初め迄)
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☆英文整序問題850で、辞書を使わずに文の組み立てを練習(英訳の第一歩)
英文和訳演習(入門編・基礎編)などで、辞書を使わずに基本の英文和訳を習得(英文和訳への第一歩)
↓
☆全解説入試頻出英語標準問題1100(英語が苦手な人または高校一二年)
あるいは
頻出英文法・語法問題1000(英語が得意な人または私学志望の高三生)
で、語法や総合問題の演習。センターレベルの英語をここで完成。
夏までに、ここまで進めればエクセレント! です。あとはセンターレベルの問題や模擬テストを受けて、レベルを維持します。
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(1)京大の場合は、ここから
★英文翻訳術で、和訳しにくい英文の和訳のノウハウを勉強
★英作文のストラテジー(河合出版)などで、英作文に必要なフレーズを勉強
しつつ、
☆本英語長文講義の実況中継
☆英語がスラスラわかるようになる魔法の本
☆最難関大への英作文
などを参考にしながら、駿台の実戦模試演習京大への英語などに進みます。
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(2)東大の場合は、それに加えてリスニング対策として、
★ 速読速聴・英単語 Core 1800(CD付き)
などを使い、総合問題対策として、
☆全解説頻出英熟語問題1000
☆頻出英文法・語法問題1000
とか、その他の総合問題集で補強していけばいいと思います。
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(3)難関私学の場合は、
東大の場合の問題集に加えて、TOEICのリーディングセクション用の問題集をやることをお薦めします。
TOEICやTOEFL用の問題集は、使われている語彙自体は大学入試とは多少異なりますが、出題形式は難関私学の問題にかなり似通っていますので、一冊は挑戦してみてもいいかと思います。
TOEICのリーディングセクションの内容は、
・Part5 空所補充問題 40問…4択。文法・語彙・熟語・前置詞などの知識。
・Part6 誤文訂正問題 20問…4択。文法的・語法的に正しくないものを選
択肢の中から1つ選ぶ。
・Part7 長文読解問題 40問…4択。1つの長文につき3問程度。
で、全100問を75分でこなします(※Part1-4:リスニング)。
私学の英語は60問くらいですから、量的には十分ですね。
現在、大学受験生にお薦めしても良さそうな本を探しているところですが、現時点で目を付けている本を少し下に並べておきます。
書店で見かけたら、すこしめくってみて下さい。学参コーナーではなく、教養や専門書の英語のコーナーに並んでいるはずです。
まあでも、たいていの受験生には、ちょっと難しすぎるかも知れません。ハッキリ言って、難関私学の法学部など、私学最難関の学部を志望する人にしかお薦めしません。
正直言って、私もボキャブラリーが足らないので、あまり読めませんし、何より国立の難関大学合格を目指す人は、他の4科目6教科の勉強に時間をかける必要があるからです。
因みに、TOEICとTOEFLの違いですが、TOEICは国際的な英語のコミュニケーション力を測るので単語的には少し易しめでビジネス関係のものが多い、一方TOEFLはアメリカの大学で学ぶ英語力があるかどうかを試すものですので、単語的には抽象的で難しめ、ということです。
-----------お薦め候補リスト-----------
★長本吉斉さんの本
☆TOEFL test 620点—実戦型文法完全制覇マニュアル
☆TOEIC文法急所総攻撃
★PHP文庫・小池直己さんのシリーズ
・5日間で征服するTOEICテストの英単語—語源で覚える超効率的学習法
※接頭辞や接尾辞などで英単語をグルーピングしている本です。
・TOEICテストの「決まり文句」—5日間でマスターする重要フレーズ231
※早稲田(法)の【3】などのイディオム対策に
-----------こちらは再掲-----------
速読速聴・英単語 Core 1800(CD付き)
速読速聴・英単語 Basic 2200(CD付き)
『英語重要構文400—CDつき体で覚えるデータベース』東進ブックス
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