高校生の英語の和訳の手伝いなどをしていると、
英文を読むときに必要な、
いろいろな知識が欠けているなと思うことが多い。
まずは、単語や熟語。
合格英単語600や、合格英熟語300に載っている語彙は、
できるだけ早いウチに覚えておかないと、
辞書ばかり引く勉強になってしまって、
英文を読むという練習が、辞書を引く時間になりかねない。
特に英熟語は、先に覚えておいた方がよい。
熟語は、熟語だと気が付かないことが多いので、
調べてもすぐには見つからないことだってよくある。
だからまず、英熟語を100でも200でもいいから、覚えること。
見たことがある熟語なら、「あ、これは熟語だ」と気が付くから、
意味をしっかり覚えていなくても、勉強の効率を上げることができる。
高校3年生の春までには、全部しっかり覚えてもらいたい。
それから文章の区切り方。
どこで区切ればよいのかよく分かっていない。
だから音読しても、妙なところで区切ってくれる。
意味がつながっているところをぶった切って、
意味がつながっていないところを続けて読む。
意味の固まりを意識せずに読んでいるというのが、
ありありと分かる。
普通の高校生というのは、大体みんなこんな感じなんだろうね。
英文の区切り方はこちらにまとめてあるので、参考に↓
理系のための英語学習法
and を意識しろ
で、英文の区切り方や読み方で、意外に重要なのが、andだったりする。
andなんて、、、と思って軽んじていると、読めなかったりする。
主語がandで結ばれた長いものだったりすると
述語動詞がかなり後ろの方に来たりするので、
文章の構造が全くピンとこないものになってしまう。
andの読み方なんて、英語ができる人にとっては、
当たり前すぎるくらい当たり前のことだから、
あまり説明を受けないことも多いようだけれど、
英語が苦手な人というのは、
このandというのがよく分からなかったりする。
A and B
A, B, and C
のような感じで、言葉をつなぐのがandだけれど、
大事なのは、教科書やテストに出てくるまともな英文の場合、
A, B, C が、同じ形をしたものになっていると言うことだ。
たとえば、You and I とか、run and swim だとか、
人称名詞と人称名詞、動作動詞と動作動詞のように。
動名詞と動名詞、不定詞と不定詞、副詞と副詞、などといった場合もよくある。
なので、同型になっている部分をつないでいると言うことを
意識して読んでおれば問題がないのだが、
意識していない場合は、ここで引っかかってしまう。
こういうときは、andの後ろにある語句に着目して、
その形と同様の形がandの前に並んでいると考えれば、
言葉の塊が分かりやすくなる。
まあ、言葉の塊が分かる人には、そんな努力も必要ないんだけれどね。
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