難関大学受験　はかせ塾！偏差値無用の勉強法！

　さて暗記するための例文集としては、安河内さんの本が良いと思います。と言うのも、文章が短めだから。

　４００の方は、文章がちょっと長めです。

　ＤＵＯなんかもそうですが、例文が長めの英文集は、挫折しやすいです。

　英文だって、句が連なってできているだけですから、そんなに無理から長い文章を使う必要などないはずなんですが、著者としては

「あ、これも盛り込まなくては」
「あ、あれも入れておいた方が良いな」

と言う感じで、ついつい詰め込んでしまうのでしょう。

　その結果、英文がみんな、長い文になってしまう。

　おまけにＤＵＯなんか、「オールイン・ワン」を謳っていますから、重要な単語でも一冊中に１度しか出てこなかったりします。

　しかもなぜか知らないが、それを誇っていたりします。

　重要な単語ほど、何度も出てくるようにしてもらわないと、受験生の役には立たないのに…

　受験生の立場に立たずに教材を作ると、たいていこうなります。

　
　そしてこういう詰め込みすぎ英文は、英語が苦手な受験生には、まず覚えられません。

　苦手でない普通の受験生でも、学習にはかなり苦痛を伴うでしょう。

　あまり特定の本の悪口は書きたくありませんが、『英文を覚える学習法』を何よりも優先してお薦めしている私としては、無理矢理単語やイディオムを詰め込んだ長文をリストアップしている本は、百害あって一利なしだと思います。

　もちろん重要構文４００は、これに当てはまりませんが。

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●　で、肝心の英文ＣＤの内容は、どう？
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　さて英文ＣＤは、重要構文４００の方が３回リピートしていて、聞きやすいです。

（ゆっくり目の英文）→（区切れごとに少し間をあけた英文）×２

という感じです。

　ただ４００ＣＤは、和文が収録されていませんので、このＣＤだけで英文を『意味と一緒に』覚えることはできません。

　超難関大学の、難しいリスニングの問題レベルだと思えばいいかもしれません。

　本を見ながらＣＤを聴くなら、いいかもしれません。

　一方、安河内さんの本のＣＤは、（英文）→（和文）と、１回ずつです。

　しかもなぜか英文が早口で、音量も小さいので聞き取りにくい感じもします。

　ＣＤ１枚に収録するために、こうせざるを得なかったのかもしれませんが、

（英文）→（和文）→（もう一度英文）

と言う風になっていれば、諸手をあげてコチラをお薦めできるんですが。

　そうなっておれば、本を見ずにドンドン覚えていけたのになあ…

　…かなり残念です。

　ただしコチラの英文は、合格英熟語３００を終えた人にとっては、かなり良いクロストレーニングになると思います。

　３００のイディオムのかなりの部分が重複して出てきます。

　３００を英文丸覚えできなかった人は、こちらのＣＤの英文を繰り返し聞いて、代用しても良いかと思います。

　よって、私としては、コチラをお薦めすることにします。

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●　語彙の学習・まとめ
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　そういうわけで、語彙の学習について、まとめてみます。
　

　★　熟語・イディオム・和文英訳

　まず合格英熟語３００（ゴマブックス）

→　安河内『超頻出英文ハイパートレーニングBEST300』（桐原書店）

★　英単語：

　合格英単語６００（ゴマブックス）

　　→　　システム英単語Ver.2ＣＤ（駿台文庫）

　なお、合格英●語を８割方覚えたら、ＣＤ学習に切り替えれば良いと思います。

　そんなに語彙の学習にばかり、時間をかけてもいられませんしね。

　ＤＡＰ（デジタルオーディオプレイヤー）にでも入れて、通学時にでも聴いて覚えてみてください。

（つづく）

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　お薦め参考書のページ
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http://www.g-tools.net/9/14624/15701/index.html

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┃Ｅ┃編集後記　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┃
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　私は今、渋谷のドンキホーテで買った3000円くらいのＤＡＰ（128MB）を使っていますが、けっこう使えますね。

　ただ128MBでは、あんまり入らないので、お金に余裕ができたらもう少し容量の大きなヤツを手に入れたいと思っています。

　ちなみに今毎日私が聴いているのは、モーツアルト（音楽療法）＋　英文です。

　微熱が下がらなくて、咳が止まらないもんで…　(^o^)。　

　（み）