大学入試センター試験まであと一月になった。
センター試験対策もそろそろ最終局面で、フェイズ5になる。
センター試験の重要性は、常々書いてきているわけだが、
もう一度ここでおさらいしておこう。
センター試験というのは、国公立大学受験の第一関門である。
全国共通の時刻と問題で実施されるセンター試験を受けた後、
その成績を志望大学に提出して、大学個別に行われる試験を受ける。
その総合成績が、大学入試の合否を決めるわけである。
成績がその大学を志望する者と比べて著しく劣る場合は、
願書を出した時点で門前払いを喰らう。
つまり一次審査不合格だと言うことだ。
これを俗に「足切り」と言うわけだけれど、たいていの大学の場合、
前期試験では、募集定員の3倍程度で足切りが行われる。
二次試験を受けられなければ合格なんて無いわけだから、
とにかく目指す大学の一次審査はぜったにパスしなければならない。
足切りラインの点数は、センター試験の難易度によって変動するので、
何点取れば大丈夫、、というコトは言えない。
ただ、東大や京大、一橋大や東工大、旧帝大などの難関大学では、
センターで80%以上の点数を取っていなければ、
足切りにあう可能性が高くなるコトは確かだ。
センター試験で点が取れないと、後がない
難関大学を受験する受験生にとって、
センター試験というのは、
二次試験を受ける資格を得るためのテストに過ぎない
、、、と考えがちである。
ところがセンター試験での点数は、
2次試験での戦い方を大きく変えることになる。
センター試験対策が十分でないと、
50点や100点はすぐに後れを取る。
同じ志望大学志望学科を目指すライバルに対して、
50点や100点も後れを取ったら危機的状況だ。
大学・学部によって、センター試験の持ち点の計算は変わってくるが、
東大のようなセンター比率が低い大学でも、
おおよそ2割が持ち点になるので、
100点も後れを取ると2次で20点もハンデができる。
これは数学の問題1題分くらいの点数だけれど、
ライバルより1問多く正答しないといけないと言うのは、
それだけでとんでもない話だ。
これはもう、自分が得意とする問題が出ることを
天に祈るしかない。
よほど2次科目が得意であるか、運がない限り、
合格することは不可能だろう。
難関大学受験生にとって、
センター試験は最低でも8割以上、
点数をとれないとどうしようもない。
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