アジア系移民で変わるカナダ
AFPニュースにこんな記事が載っていました。
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カナダで増加するアジア系人口により、
カナダの食生活や食の好みに大きな変化が生じていることが、
米調査会社大手のNPDグループの調査で分かった。
報告書「カナダの食事パターン(Eating Patterns in Canada、EPIC)」によると、
カナダの食生活は、旧来の肉とジャガイモの料理から幅を広げ、
シーフードや豚肉、コメなどのアジア料理に置き換わってきている。
この原因は、330万人いるアジア系の住民だ。
2001年と比較すると、ジャガイモが入った料理の消費量は
年7億300万食ほど減少した一方、コメを含む料理は年2億9700万食増加した。
牛肉の人気も下がった。牛肉を含む料理は2001年と比べて
年3億8400万食減少した一方、シーフードと豚肉の料理は安定して増え続け、
それぞれ年2億4800万食、3億7200万食増えた。
カナダの大都市では中心部でも郊外でも、すし店や焼き肉店、
タイやベトナムのめん料理の店、それに中華料理の点心などの店舗を
あちこちで見かける。
都市部ではイザカヤ(居酒屋)やキムチ、
バインミー(ベトナムのサンドイッチ)
などという外来の料理の単語が日常的に聞かれるようになった。
-------引用終わり--------
カナダのイメージ
カナダというと日本の世界史では殆ど登場しないので、
漠然としたイメージしかない人が多いでしょう。
イギリス連邦の国で、
アメリカの北に隣接していて、
イギリスとフランスからの移民で成り立っていて、
あとは木材の輸出国で、
メープルシロップやキングサーモンが有名、
バスケットボールはカナダが発祥
...という漠然としたイメージしかなかったりします。
が実は、国土面積は世界第2位の面積で、
なんと中国やオーストラリアよりも広いんです。
もちろんその殆どは寒帯や亜寒帯の気候で、
寒くて人間が快適に住めるような環境ではなく、
54%は森林だと言います。
3500万人の人口のうち、80%は
アメリカ国境から200kmの地域に住んでいます。
因みに世界の国土面積トップテンは?
月曜8時の「クイズQさま!」なんかでたぶん
何度か出題されているテーマですが、
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ロシア、カナダ、中国、アメリカ、ブラジル、オーストラリア、
インド、アルゼンチン、カザフスタン、アルジェリア
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となっています。
『ロカ中アブオー、インアルカザアル』とでも
覚えておきましょう。
GDPも130兆円ほどあり日本の約3分の1強ですが、
世界第9位の経済大国です。
G7のメンバーでもあり、メジャーリーグの球団もある。
天然資源に恵まれていて、
天然ガスの埋蔵量は世界3位。
石油、石炭に加えウランまで出る。
金属資源もかなりのモノで、
世界シェアが上位のモノがたくさんある。
それでもって人口は日本の3分の1以下だから、
豊かなのは確かですね。
カナダは医療費無料の国で、
医療費は全て国庫で賄われています。
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