新しいことは、しなくて良い。


 さて、国公立2次試験まで、あと2週間になりました。
 私学をたくさん受けている人は、もう大忙しでしょう。

 私の場合は、家が貧乏だったので、私学という選択肢はありませんでしたが、同志社大学の電子工学科を一つだけ受けました。

 と言うのも当時は、大阪の石橋という所の新聞配達所に住み込みんでいたので、京都に下見に行く時間的余裕がなかったのです。

 それではあまりにも困るので、一つだけ予行演習として受けてみようと、京大からさほど離れていない、今出川烏丸(いまでがわ・からすま)にある同志社へ、受験しに行ったのです。

 そしたらもう、いきなり遅刻(^o^)

 何故かというと、当時の京都はバスしかなかったんですね。

 それでもって適当に乗って、まだ時間に余裕があるから、少し歩こうかなと思って変なところで下りたら、えらく歩きました(^o^)

 同志社女子のあたりで「まずいな」とか思って走ったんですが、門の前に来た時点で、すでに試験開始時刻。

 会場の係員のヒトに受験票を見せて、走って会場へ入りました。

 時計を見たら、約15分ほど遅刻でした。

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 今は地下鉄の駅がすぐ近くにあるので、これを読んでいる受験生は、そう言う失敗はしないでしょう。

 JR京都駅か阪急四条烏丸駅で地下鉄に乗れば、同志社へは本当に簡単に行けますが、当時はまだ地下鉄は建設中でした。

 なにしろ私が京大在学中に、地下鉄の駅構内の大理石磨きとか、自動改札設置のアルバイトに行ったくらいで、

「京都の地下鉄はオレがつくった!」

と、当時はみんな言っていましたから(^o^)

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 そうして試験の帰りに、今出川通りを銀閣寺方面にテクテク歩いて、鴨川を渡り、そして京大のある百万遍(ひゃくまんべん)まで行って、帰ってきました。

 おかげで、京大入試当日は、さすがに遅刻はしませんでした。
 私もさすがに、二回も同じ失敗はしません。

新しいことは、しなくて良い。

 試験まで1ヶ月を切ったら、もう新しい勉強はできません。  何故かというと、新しいことをやると、古いことが抜け落ちるから。

 ハッキリ言って試験直前には、覚えられる最大限まで覚えているものなのです。

 和田秀樹さんの本に、東大入試が終わった後、あっと言う間に英単語を忘れた…という話が載っていたように記憶してますが、試験直前には、もうパンパンになっているんです。

 ですから、これから新しく何かを覚えようとしても、抜け落ちるだけです。

 できることと言ったら、今までやってきたことを、全てもう一度
やってみることくらいしかありません。

 健康に留意して、そして試験の時刻通りに、実践問題をやっていく
しかありません。

 過去問は、過去問でしかありません。同じ問題は出ません。

 だから過去問をやり尽くしてしまったヒトは、似たレベルの大学の過去問か、実践問題集が出ていれば、それを3日に1度くらいやり、他の日は、今までやってきた問題集を、単元をまたいでやるくらいで十分です。

 京大のように和文英訳の配点が高いところは、和文和訳の練習をしっかりして、それを英訳してみると言う練習も大事ですが、覚えた合格英熟語300の英文を、しっかり書けるようにしておき、整序問題850を復習しておけば、十分です。

 復習ばかりというのは、かなり不安ですが、ここまで来て突然、今までできなかったことができるようになるなんてことは、あんまり期待できません。

 今までやってきたことを総ざらえすればいいんです。
 新しいことは、必要ありません。

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