アベノミクスの効果で失業率が下がったわけではない

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安倍政権に変わってから、
経済で目立って良くなったことと言うのは、

・失業率低下
・賃金率アップ(時給アップ)
・株価上昇

です。


でも実は、これら3つはアベノミクスとは、
直接的には関係ありません。


というのもこれらの動きの多くは、
民主党政権の末期から、
すでに起こっていた現象
だからです。


たとえば、

(1)東日本大震災の復興需要で全国的に人手不足 → 失業率低下 

(2)若年労働人口が減ってキツい仕事に人が来なくなった → 賃金率アップ

(3)アメリカやヨーロッパの企業業績回復による株高
→ドル高・ユーロ高スタート(2012年8月)→円安 → 株価上昇 

さらにリーマンショックで塩漬けになっていた株の含み損が消え、
資産効果が発生して、高いものがよく売れるようになった。

この3つの改善は、インフレになる前の話ですから、
リフレ(アベノミクス?)とは根本的に関係ない
んですね。

ただアベノミクスの成果のように宣伝しているだけで。


だいたいアベノミクス政策の効果が出てくるのは、
実施後、半年以上はかかるはずですから。


で、「黒田バズーカ」による過剰な円安誘導と、
2014年4月の消費税率3%アップで、
無理からインフレを起こしたわけですが、
なんと前年同月比で3%しか物価が上がっていない。

消費税分で2%アップ、
円安政策で2%アップを見込んでいたのに、
3%しか物価が上がっていない。

しかもインフレ率はジワジワ下がっている。

2年前に1ドル80円だったのが、
1年前には1ドル100円になったので、
輸入品は25%も値上がりしているはずなのに。


そして肝心の経済成長率も、
4月-6月はマイナス7%7月-9月でマイナス1.6%(年率)で
2四半期連続でマイナスになるという信じられない数値。

4月までの駆け込み需要の後とは言え、
増税後の落ち込みは限定的だという報道も色々あったのに。

2四半期連続でマイナスというのは、
景気後退のサインとされてますので、
景気回復はどこへ行ったって感じです?


そこで黒田日銀総裁は、つい先日、
第二弾の大幅金融緩和に踏みきり、
円安を1ドル118円までさらに進めましたが、

これ以上の円安が日本経済に何をもたらすのか、
誰にもわからない状態です。