入試本番1週間前に何をやるべきこと。
入試本番1週間前に何をやるべきか?
ハッキリ言って、新しいことは何にもできません。
私学を受けている人は、私学受験で忙しいし、国公立一本のヒトも過去問や実践問題に当たるので手一杯でしょう。
ただ、新しい問題には、毎日挑戦しておくべきです。
というのも、新しい問題を解くときにのみに使う頭もあるからです。
過去問は、どこまで行っても過去問でしかありません。
似た問題が出る可能性はありますが、でも難関大学ともなると、過去までさかのぼって似た問題がないかどうか調べるでしょうから、似た問題は、まず出ません。
となると、これからあなたが受ける問題は、初見の問題と言うことになります。
問題を見てしばらくは、「うーん、なんやろなあ、これ?」という感じで、解法の手がかりをつかむまで、何十分もかかったりします。
私なんか、入試問題を見て、40分くらいずっと考えていたこともよくありました。
将棋とか囲碁で、2時間も3時間も長考…というのがありますが、あんな感じで、固まったままです。
規則性のある問題なら、とにかく4つ目とか5つ目くらいまで、計算して取りかかります。
図形の問題なら、どこかに対称性がないかとか、どこかの角度が直角になっていないかとか、三面図を描いたり、斜めからの図を描いたりあるいは、ベクトル計算など、色々計算して考えます。
そんなことを色々やっていて、気が付いたら開始時間を1時間も過ぎていたりしますが、過去問を解く場合は、なかなかそういう感じになりません。
何故かというと、何回か、どこかですでに解いているからです。
シミュレーションは、毎日やることが、肝要!
これからの最後の直前1週間は、毎日試験時刻に合わせて、新しい問題に挑戦すると言う、シミュレーションが必要です。 新しい知識を身につけるより、試験上での対処法をハッキリさせて、それを何度も経験することが大事です。「ヒトは経験を通して成長する」のです。
だから、本当の本番でなくとも、似たようなことを経験することによって、対処策を自分の身体にたたき込むのです。
これは、知識ではありません。体験です。
こういう状態になったら、ああしよう、こうしよう…
そう考えているだけで、そう言うことができるようなヒトは、滅多にいません。
恋心を告白するようなときだって、事前に色々考えているはずです。が、思った通りにできたヒトは、ほとんどいないでしょう?
それは、告白する時には思いもよらないハプニングも、同時に起こるからです。そのハプニングによって、パニック状態に陥って、何がなんだかよくわからなくなるわけです。
試験会場というのは、何度も書きますが、アウェイ(敵地)なんですから、意識している・いないにかかわらず、何らかの別のハプニングも、同時に起こっていることが多いのです。
見たこともないような感じの問題が出題される以外にも、となりではクシャミばかりしている受験生がいるし、貧乏揺すりをしている受験生もいる。
私なんか京大受験の時、2メートルくらい離れた別の列の受験生から、
「貧乏揺すりはやめてください」
と怒られた経験があります。
また試験会場の空調が整っていれば問題はないでしょうが、古い校舎のスチーム式の暖房なんかだと、座る位置によって暖かかったり、寒かったり。
試験中は、カンニング防止のために、上着は脱ぐか、あるいはしっかりボタンやファスナーを上げて着るかのどちらかになりますから、身体にカイロなどを入れている時は、着るか脱ぐかで熱すぎたり寒すぎたり大変です。
着込んで、熱すぎて、手を挙げて脱がしてもらったら、こんどは汗がすぐに冷えて、寒くなってしまう…なんてことは、2時間半の試験時間中に、しょっちゅう起こります。
このメルマガではよく、「受験本番は真冬だぞ!」と書きますが、要するに、受験本番では、問題が解けるかどうか以外にも、たくさん攪乱要素があるんです。
だから、試験問題についての対処法くらいは、シミュレーションを重ねてしっかり身につけておかないと、話になりません。
そのためには、毎日新しい問題に当たる必要があります。
過去問や実践問題集で、まだやっていない回がある場合は、それに挑んでください。
そう言うモノをやり尽くしたヒトは、有名私大の今年の問題がもう予備校のwebサイトにアップロードされていますので、それをやってもいいでしょう。
あと1週間。
後悔しないように、準備しましょう。


