浪人をして伸びるヤツはいない?
掲示板の方に、ご質問がありました。
-----------
学校の先生が浪人は絶対にするなと言います。
なぜかと言うと、浪人をして伸びるヤツはほとんどいないからだそうです。
大成功をおさめた、管理人さんの浪人時代のエピソード、予備校でどの教科をとったりとか、一日の勉強時間、生活はどうだったか、つらかったこと、楽しかったことなど知りたいです。
後、どのような人が浪人をして伸びると思いますか?
浪人しても、学力は伸びない?
浪人しても、学力は伸びないか、と言うと、そんなことはありません。
ハッキリ言って、伸びる人は多いです。
東大・京大の合格者の現浪比率も、現役6割・浪人4割ですから、伸びるヤツなんていないというのは暴言でしょう。
私なんか、高校時代は京大なんか、夢想だにしていませんでした。阪大でもムリっていう感じでした。
でも、一浪後は京大の工学部に入学できましたから、浪人して伸びた人間でしょう。
しかしその一方で、伸びない人も確かにたくさんいます。
一年たっても、去年落ちたところにまた落ちるような人もいます。
一体どこが違うのでしょう?
伸びる人と伸びない人の違い
私の経験から言うと、伸びる人というのは、高校時代、受験勉強に一直線に取り組む環境になかった人です。
たとえば高校に通学して、授業を受けるのって、受験勉強という観点から見ると、ムダが多いですよね。
そう言う環境を廃して勉強すれば、たちまち伸びます。
朝起きて、がーっと英語をやって、がーっと数学やって、がーっと昼飯食って、がーっと理科をやって、がーっとアルバイトか何かやって、そしてまたがーっと勉強して寝る。
月に一度以上模試を受け、参考書を漁りに週に一度くらいは大きな書店を回り、そして映画でもサッカーでも食べ歩きでもやる。
これを一年続ければ、京大の農学部ぐらい簡単に受かります。
もちろん勉強の要領・たとえば英語は英文をまず丸覚え…とかいうテクニックも必要ですが、とにかく受かります。
ところが、学校で自分には必要のない授業や、自分のレベルとは異なったレベルの勉強を強いられていたら、まず伸びません。
親や教師から毎日のように小言をもらうような環境では、学力は伸びようがありません。
学力というのは、ある一定期間、集中して取り組んだ結果として、伸びるもんなんです。
たとえばスポーツでも武術でも、基本練習を延々やりますよね。
一日百本シュートするとか、突き蹴りをするとか、打ち込みをやるとか、当たり前ですよね?
とある合気道の先生の対談などを読んでも、一つの技が身に付くまでには、3万回の練習が必要だと書いてあります。
ある古武術の昇段試験なんて、6千本やらせて審査ですよ。 なんと12時間くらいかかるそうです。
それくらいやらないと、人間の脳というのは動きを覚えないのです。
でも、学校ではそれは望めません。
サッカーだってバスケットだって、授業でそれだけ練習させるところなんて滅多にないでしょう?
1週目がパスやシュートで、2週目がフォーメーションで、3週目が試合…なんていう感じでやるだけで、実力をつける目的でやっているわけではありません。
他の科目だって、実はそうなんですよ。
そんな環境で、勉強したって学力なんて伸びません。あたりまえです。
圧倒的な勉強量が、学力を伸ばす!
だから難関大学合格を目指して受験指導するところでは、休みの日はもう館詰め状態で基礎から演習です。
超進学校の中高一貫校では、夏休みも冬休みも半分以上は追加演習ですし、短い休みが明けたら、実力テストがまっています。
それだけ時間をかけても授業がこなせない人は、さらに個別の学習塾で弱点補強です。
だから高校時代に学力がいまいちでも、浪人して、受験勉強に集中できる環境ができたら、みるみる学力は伸びます。
浪人生には不必要な通学や、受験に必要のない科目の授業などないのですから当然です。
英語なら英語を1ヶ月とか2ヶ月とか、延々勉強できれば、苦手でもだんだんわかってくる。
たとえば、
合格英熟語300の例文丸覚えを一ヶ月でやる
→ 英語の構造やパターンを実感する
→ 英単語も増やす
→ 英語の読解練習に進む
と言う風に集中して勉強しつつ、次のステップに移っていけば、伸びるのがあたりまえ。
逆に毎日ブツ切れの時間で、パラパラと勉強していても、普通はまず伸びません。
何事も、できるまで、続けてやらなければダメなんです。
そこのところがわかっていないと、まず伸びないし、わかるとググッと伸びてくる。
ただし、高校3年生の人間が、浪人を見越して勉強するのは、どうかと思います。
『来年・再来年を見越して、長期計画だ!』…なんていう人は、本当に長期計画になって、結局大学をあきらめたりします。
必ず次の試験で合格するために、努力を続けてくださいね。
|
|
|






