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ヤグチ君の新しい実家の話
ボクが大学に入った頃のことである。ヤグチ君から「入学祝いをしてあげるからウチに来い」と招待されたことがあった。 ヤグチ君と言うのは、少年時代を同じ団地で過ごしたボクの友人である。彼は前の年に現役で理学部に合格し、学者への道をばく進していた。...
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同じモノのハズなのに…
そうこうしているうちに時間がたち、ヤグチ君のお母さんに呼ばれて階下に下りていく途中で、ボクは踊り場に見慣れた古い楽器が置いてあるのに気づいた。 それは「B5」という型の古いエレクトーンで、ウチがまだ普通の家庭であったころ、ヤグチ君の家と共同で先生を呼んで、子供たちに音楽を習わせた時に月賦で買った、一番初期のころのエレクトーンであった。 ...
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暮らしの良さはにじみ出る?
ドリトル先生航海記にしてもエレクトーンにしても、それはボクらが共に遊んだ小学生の頃に親に買ってもらった代物である。 そのころはまだウチの父親もちゃんと働いていて、そしてウチもちゃんとしたサラリーマンの家庭ごっこをやっていた。ウチはそれからどんどん没落していったが、彼の家は順調に暮らしていたはずである。だからそれ以降も彼の家ではいろいろなモノを買い、そして財産を殖やしていったはずであった。...
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見わたせば、なぜかガタクタばかり
ヤグチ君の実家の広々とした様子を思いだし、そしてそれと自分の部屋や実家の様子と比べてみると、明らかに自分の部屋や家にあるのはガラクタばかりのようであった。...
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石橋を叩いて渡る堅実さ
「それじゃあ、一体どうして貧乏人はガラクタばかり買ってしまうのだろう?」 ボクはしばらくそれを考えていた。そしてある仮説を立ててみた。貧乏人は、モノの値打ちがよくわからないらしい。貧乏人にはそういうセンスがないのだ。そういう才能がないのだ、と。...
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情けなすぎるAVの法則
ボクはもう十分イイ歳のオッサンだから、悲しいオトコの性でビデオショップに行ってももっぱらアダルトビデオばかり借りているのだが、ある時、自分があまりにも情けない行動を繰り返していることに気がついた。それは何かというと一度観た同じビデオを、なぜかまた借りてきてしまうのである。...
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貧乏人はガラクタしか知らない
ボクが何度も同じビデオを意図せず借りてきてしまう一つの原因は、似たようなビデオがたくさんあってどれを見たのかどれをまだ見ていないのかが区別できないからである。しかし、自分の趣味が、実は非常に限られた狭い範囲に偏っているということも大きな要因だろう。...
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ガラクタは家庭をも破壊する
ではどうすればよいのか。どうすれば、ガラクタをつかまなくてすむようになるのか。 同じビデオを二度と借りずにすむ方法なら、簡単である。手帳かなにかに今までに借りたソフトのタイトル名を全部書き出して、そのメモを見ながら重複していないか確かめてビデオを借りればいい。そうすれば確実に解決する。...
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