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貧乏人の顔色は、いつも悪い
ボクはしょっちゅう風邪をひく。年がら年中風邪をひく。ここ何十年というもの、薬を飲まなかった月はない。薬を買わなかった月も、たぶんない。 今は飲んでも飲まなくても同じなのでバッファリンくらいしか飲まないが、高校を出て住み込みで新聞を配っていた頃には、毎週のように風邪をひき毎日のように風邪薬を飲んでいた。 あまりに風邪ばかり引くので、一度血液検査をして調べてもらったことがあったが、リウマチ反応の数...
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たかが風邪くらいで寝込んだアマノ君
アマノ君は、普段は徹夜で麻雀しても翌朝はちゃんと起き、一コマ目から授業に出るくらい健康な人だったのだが、時々風邪をひいて何日も寝込んだ。自転車で琵琶湖を一周したときは風邪ではなく日焼けだったが、そのときも彼は一週間ほど寝込み、そして大騒ぎした。 ...
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お金のありがたみ、健康のありがたみ
さてその当時、ボクはとある映画館で、オールナイト番の手伝いをしていた。キップを売ったりキップをもぎったり、館内に散らかった空きカンや空きビンを集めたり、人手不足のおりには映写技師の替わりをしたり…そんな感じの、夜中じゅう起きている事以外はかなり楽なアルバイトであった。...
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風邪は万病のもと
風邪は万病の元などと世間ではよく言うが、実際そう考え、アマノ君たちのように何がなんでも休養を取ろうとする人間はそうはいない。それはシンガイ君が、アマノ君のやりかたに対して、ブツブツ文句を言っていたことでもよくわかる。 ...
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貧乏人の価値観はムチャクチャ
貧乏人は平気で休息をおろそかにする。そして休息を考慮に入れないでスケジュールを組んだり、仕事をしたりする。どれが大事でどれが大事でないかと言うことを考えたり、どれを先にどれを後回しにすれば全体として早く済むか、手間や時間が省けるかといった事を考えずに、無意識に自分のやりたい事や興味のある事から仕事を始め、そうして限りある貴重な時間や肉体を無駄に潰してしまう。...
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余裕とは、物理的概念である
貧乏人は余裕のコントロールができない。ではその余裕とは一体何か。人によっては「余分」だとか「余り」だと答えるかも知れないが、それは違う。余裕とは余分などでは決してない。...
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明治時代の機械がすぐ故障したわけ
日本人には昔からこういう「余裕」と言う概念がなかなか理解できなかったようで、明治時代の日本にも似たようなことがあったらしい。真偽のほどは定かでないが、それは日本が鎖国を解き、外国から様々な技術や学問をどんどん輸入して、西欧文明に追いつき追い越そうとしていた頃の話である。...
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とんでもなかったウチの食事
ウチの母親は無茶苦茶だった。いい加減で、無茶苦茶なことを平気でやっていた。 ...
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常識も観察力もまるでなかったウチの母親
ウチの母は、普通の男性がどのくらいの量のモノを食べるか知らなかった。兄弟に男が一人もいないならばともかく、三人も兄がいるというのに、なぜか知らなかった。...
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貧乏人の食事は、エサより悪い
考えてみると、朝起きて腹が減るというのは健康な証拠である。 なにせ朝食をとる時は八時間以上も何も食べていないのが普通であるし、睡眠中に身体は肉体の更新や修理をしている訳だから、使えるタンパク質やビタミンは使い切っているはずだからである。だから健全な肉体は朝、その失われた栄養を補給しようとして腹を減らすわけである。...
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貧乏人は、実は金のことしか考えていない
うちの母には上場会社の社長をしている兄がいて、ボクらが小さいウチは、家族揃ってよくそのおじさんの家へ泊まりに行ったものだった。その家には広い玄関があり、広い庭があり、そして大きなコリーがいた。応接間には大きなグランドピアノがあり、従兄弟の女の子がそれを弾いた。おじさんは毎朝運転手付の車に乗り、そしてそれで会社まで通勤した。...
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衣食住なくして人生なし
貧乏人の浅はかな考えでは、金持ちというのは毎日とんでもない御馳走でも食べているように思いがちである。だが、アマノ君やユカリさんなどが何を食べていたかを思い出してみても、定食屋でサンマ定食や肉ジャガを好んで食べていたような記憶があるし、また邱永漢さんの奥さんの出している家庭料理の本を見ても、意外に地味な野菜料理や海鮮料理が多い。...
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