組織の経済学・マレニヨム

水平的な範囲と構造

水平的な範囲と構造

水平的な範囲と構造

(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)9384(^_-)(^-^) .

        組織の経済学・マレニヨム!

          第138回(2002/09/08)

         組織のデザインとダイナミクス

         「水平的な範囲と構造」

------------------------------------------------------------
 人間はなぜ組織を作るのか。組織の中で個人はどのように動く
 のか。そして経営者と組織自体はどういう方向に自らの形態を
 変えていくのか。経済学の観点から学びます。
  テキストとしてポール・ミルグロム&ジョンロバーツ箸の
 「組織の経済学(NTT出版)」をご用意下さい。BNは↓
  http://www.asahi-net.or.jp/~GA2A-MYZK/
------------------------------------------------------------
(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)

 なかなか涼しくなりませんねえ。かと思うと大雨が降ったり。
 北日本にはもう秋雨前線が南下してきているようですが、これっ
て7月に北上した梅雨前線の親戚なんでしょうか?
 関係ないですが新聞配達をしていた頃は、梅雨より秋雨の方がう
っとうしかったような記憶があります。秋雨はたいてい朝に降る(?)
みたいなので。
 さて今回は、ちょっと短めです。

------------------------------------------------------------

         水平的な範囲と構造

------------------------------------------------------------
-----------
●水平的な範囲と構造
----------- 
 韓国のラッキー・ゴールドスター社は、自社で生産する化粧用ク
リームの容器の「キャップ」を自社で作り出したところから、様々
な方面に事業を展開していった。

 これはLG社が自社の製品のための部品を調達しようとしても、
それを請け負う企業が韓国国内に無かったからで、自社でそのよう
な特殊的な投資を行うしかなかったからである。

 だがキャップだけでその投資を回収することはできないから、同
社はキャップ以外の用途を求めて、自社の製品のラインナップを広
げてきた。

 クリームとキャップの関係からこれらの行動は「垂直的統合」で
あると考えることができる。

 がしかし規模の経済性を出すために様々用途を「新たに」開発し
たという点では「水平方向への発展(範囲の経済性)」である。

 企業戦略として会社がどのような事業に参入すべきかという問題
は、重要な問題であり、言ってみれば「自企業の水平的な境界」を
決めるということでもある。

 事業部拡大の方向とその影響について考える。

----------
●事業部拡大の方向
----------
 これまで見てきた企業の拡張の方向は、規模と範囲の経済性、コ
ア・コンピテンスと言う要因によって決定されることが多かった。

 特にLG社の場合は非常に補完的な(1+1が3になるような)規
模と範囲の経済性を追求した結果である。

 この種の経済性が無い場合、企業は関連事業であっても進出をた
めらう事が多い。

 つまり現在手持ちの技術やスキルと言ったコア・コンピテンスを
応用できるだろうと言う目算が立って初めて、新しい分野に進出す
る踏ん切りが付くのである。

 もちろんベータ・マックス・ビデオでVHSに破れたソニーが、
その後その敗因をソフトに求め、コロンビア映画やCBSレコード
を買収して事業を拡張したように、現在の手持ちの技術を生かすた
めの手段として、その価値を高める事業に進出するという事もある。

 一般的に言って、企業の拡張が成功する公算が大きいのは、自社
の持つコンピテンスが何であるかをハッキリと知り、それを上手く
利用できる方向に進出する場合である。

 だがこれらの水平統合も、事業部の数が多くなりすぎるとうまく
行かなくなる。

 中央で全事業部をコントロールするには、中央にそれぞれの部門
の成績評価を行うための専門の役職を作らねばならない。

 かといって各事業部に経営権を分権すると、三頭のキングギドラ
か八又の大蛇のようになってしまい、それぞれの利害の衝突を回避
するためにあくせくしなければならなくなる。

 近年の「事業のフォーカス化」や「分社化」は、そういうインフ
ルエンス活動やコーディネーションが無駄なコストを生み出してい
ると企業が認識したからであろう。

 そして水平拡張時に起こる企業文化の衝突問題も、前述したとお
り、大きなコストのかかる問題である。

 倒産した企業を吸収合併する場合は敗者が勝者の文化に習うだけ
だが、対等合併した企業で企業文化を融合させることは難しい。

 合併後何十年立っても「元○○系」「元××系」といった分類は
引き続いて残り、不毛なインフルエンス合戦が繰り広げられること
となる。

 ソニーと時期を同じくアメリカの映画会社を買収した松下電器は
結局それを手放す羽目になったが、水平拡張した企業には常にそう
いう問題がつきまとう。


(つづく)
------------------------------------------------------------

           今週の・・・

------------------------------------------------------------

 今年の秋はいくつか検定を受ける予定です。

 メインは11月の色彩検定なんですが、10月末の経済学検定も
一応ネットで申し込んでみました。検定料は\3,150ですし、テキス
トと問題集を買っても一万円でおつりが来そう。

 色彩の勉強をする合間にEREの方も勉強できれば、テストの雰
囲気を味わうために行ってみたいと思っています。今の実力だと絶
対Dランク(500点未満)。なんせ私は農経出身なので金融学と
か財政学なんて全然知らないですし、何よりそれより色の名前や配
色の方をしっかり覚えないといけませんし。

 締め切りは10日の火曜日ですので、検定を受ける方は申し込みを
お忘れなく。

※日本経済学教育協会
http://vivid-keizai.khk.co.jp/


水平的な範囲と構造
Next →→→ 企業提携の四つの目的»
グーグル検索
Google
検索のコツ:●●+情報、●●+コツ、●●+通販、●●+格安、●●+方法、など
このページをブックマーク ↓
Yahoo!ニフティLivedoorFC2はてなアンテナdel.icio.us