総価値最大化原理(2)
総価値最大化原理(2)
(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)9384(^_-)(^-^)
組織の経済学・マレニヨム!
第015回(2000/02/24)
第一部・経済組織(15)
「総価値最大化原理(2)」
-------------------------------------------------------
このメルマガは、ポールミルグラム&ジョンロバーツ箸の
「組織の経済学(NTT出版・刊)」を適当に読みながら経済学
経営学のキーワードを勉強しようというメールマガジンです。
ただこのメルマガは読み物として私見を交えて書いていま
すので、鵜呑みにせずお勉強なさって下さい。BNは↓
http://www.asahi-net.or.jp/~GA2A-MYZK/index.html
-------------------------------------------------------
(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)(^-^)
ロジックという言葉を聞くと、どうしてもMr.スポックを思い出
してしまうのは、ボクだけでしょうか?
It's not logical. I'm not human.
------------------------------------------------------------
総価値最大化原理(2)
------------------------------------------------------------
----------
価値最大化のロジック(資産効果がない場合)
----------
二人の人間が金や資本を投入して事業を行うとする。
そしてその結果得た所得をそれぞれ分配するとする。
投入量の合計をyとし、それによって得られた収入をPyとする。
この時二人に分配する収益をそれぞれ x1、x2とすると、当然
x1+x2=Py
となる。
ここで二人の投入した投入物(お金とか労働とか建物とか機械と
か)を金銭で表したものをv1、v2とすると、二人が事業を行って得
た利益は、それぞれ x1-v1、x2-v2 となる。
もちろんこの時v1+v2=v(y)である(v(y)はyの金銭額表記)。
さてそうすると二人の受け取った便益の合計はどうなるか?
x1+x2-(v1+v2) = Py - v(y)
つまり右辺はyだけの関数となり、x1とx2をどう配分しても総価
値はyにしか依存しない。つまり儲けと配分は関係ない。
----------
数学的モデル(間違ってるかも知れないけど)
----------
(章末問題1)※詳しい問題は省略
共有物への投資総額:y
家族1の受ける便益:5y-(1/2)y^2
同 2 :5y-(1/2)y^2
同 3 :7y-(1/2)y^2
同 4 :4y-y^2
便益合計:21y-(5/2)y^2
投入合計:y
よって差し引き便益:20y-(5/2)y^2
この放物線は上に凸の曲線で、最大になるのはy=4の時。
よってy=4
(章末問題2)※詳しい問題は省略
投入合計は4だから、均等に負担すれば各家族の出費は1。
そうすると家族4の受ける差し引き便益は4y-y^2-1だから、y=4
のとき -1 となるので、拒否される。
y=4のとき差し引き総価値は 20*4-(5/2)4^2=40だが、
均等出資の場合家族4の差し引き便益が0以上にならねばならない
が、その時のyの範囲は0≦y≦15/4で、yは4に近いほど総
価値が大きくなるのでy=15/4。
計算は省略するが、この場合の総価値は28.7で40と比べれば三
割も減ってしまう。
----------
総価値最大化原理の応用
----------
上の計算例でもわかるように、投入する対象は何でも構わない。
何かを新しく行う場合のインプットをy、アウトプットを総価値
Uとして差し引きの便益が最大になる場合を考えればパレトー最適
ということになる。結構応用が利く。
(つづく)
------------------------------------------------------------
今日のまとめ
------------------------------------------------------------
資産効果がない場合、総価値はインプットの関数であり、配分と
は切り離して考えることができる。これを総価値最大化原理という。
ただしインプットを均等負担にした場合、各人の受け取る差し引
き便益がプラスになるとは限らない。
均等負担の場合には、総価値は最大化するとは限らない。
(→フリーライダーがいても、総価値は最大化する場合もある)
------------------------------------------------------------
今日の……
------------------------------------------------------------
計算問題は疲れる。けど、この原理の意味は良く理解できる。
