続・もうちょっとIS−LMモデル

続・もうちょっとIS−LMモデル

続・もうちょっとIS−LMモデル

■線形LMモデル
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 これまでLM曲線は M/P = L(r、Y) としてきた。

 

 しかし流動性選好関数L(r、Y)の中身がもう一つ良く分から
ないので、前回と同じく線形モデルを仮定して考えてみる。

 

 所得Yが1増えたとき、どのくらい貨幣需要が増えるかをeで表
すと、eYが貨幣需要となる。

 

 また利子率rが上昇するときどのくらい貨幣需要が下降するかを
−fとすると、−frが貨幣需要となる。

 

 よってLM曲線を表す関数は

 

 M/P = L(r、Y)= eY−fr

 

となる。

 

 これを変形すると

 

 r = (e/f)Y − (1/f)M/P ・・・(4)

 

となる。

 

 この式がつまりLM曲線の方程式である。

 

 任意の所得水準Yと任意の実質貨幣残高M/Pに対する均衡利子
率rが決定されるわけである。


 

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★LM曲線の傾き
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 方程式4のYの係数e/fは正の値だから、Yが増えるとrは高く
なりYが減るとrは低くなる。よってLM曲線は右上がりになる。

 

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★LM曲線のシフト
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 実質貨幣残高M/Pの係数は(−1/f)で負であるので、M/Pの
増加はLM曲線を下方にシフトさせる。

 

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★所得水準Yに対する感応性
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 eは所得に対する貨幣需要の感応性を表す。つまりeが大きけれ
ば「所得があれば金に換える」ということで、所得水準Yの変化を
利子率rを大きく変化させて調整しなければならないことを表す。

 

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■総需要曲線
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 面倒くさいので省略。

 

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