LM曲線へのショック

LM曲線へのショック

LM曲線へのショック

 

 LM曲線:M/P = L(r、Y)

 

 貨幣に対する需要が突然増えたり減ったりするのがLM曲線への
ショックである。

 

 貨幣に対する需要が突然増えるという例はよくわからないが、、
貨幣に対する需要Lが突然増えるとすると、、、
「所得Yは同じでも、利子率rが高くなる」
からLM曲線が上にシフトすることになる。 

 

 政府はこういうIS−LMモデルの外生的なショックに対処して
そのショックを和らげることができる(タイムラグの問題はあるが)。

 

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■問題を解く
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 そういうわけで、上の問題を解いてみる。
 まずIS−LMモデルのグラフと式を書き出しておく。

 

利子率r
 |  \    /LM曲線
 |   \  /
r*|    \/
 |    /\
 |   /  \
 |  /    \IS曲線
 |    
  ―――――――――――Y(所得・総生産)
0      y*
  IS曲線: Y  = C(Y−T)+I(r)+G
  LM曲線:M/P = L(r、Y)

 

 

 産出量Yを安定化させるために政府がとる政策は
 A(貨幣供給量を一定に保つ)
 B(利子率rを一定に保つように貨幣供給量を調整する)
の二種類であった。


 

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1)IS曲線へのショック
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 経済に対するあらゆるショックが財・サービスへの需要の外生的
変化から起きる場合
 → I(r)が変化・IS曲線のシフト
ということになるから、えーっと、

 

 将来の需要が増えると考えると利子率rが上がっても儲かりそう
な投資は多くなるのでI(r)は上昇し、IS曲線を右にシフトさせ
ることになる。

 

 これは同じ利子率rなのに産出量Yが増えるということだから、
上のIS曲線の右側に新しいIS曲線を書き込んでみる。

 

 こういう風にIS曲線がシフトすると、利子率rと産出量Yは両
方とも増えることになるから、産出量Yを安定化させるためには、

 

 金融政策によって利子率rを上昇させねばならない!!

 

、、、ということになる。

 

 このときもし政府が(Y=一定)としようとするなら、LM曲線
を上にシフトさせる必要があることになるから貨幣供給量を減らす
ことになるが、「産出量を安定化」というのは(Y≠一定)という
ことだろうから、政策Bを取るとバブルみたいになってしまう。
 よって答えはA(利子率は上昇)。

 

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2)LM曲線へのショックの場合
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 貨幣への需要が突然増えてLM曲線が上にシフトした。
 その結果産出量Yが減り、なおかつ利子率rは上がった。

 

 この場合にIS曲線を右にシフトさせることができれば産出量Y
の減少幅は小さくでき安定化できるわけだが、政策でそれをするの
は難しい(現在の日本の状況と同じ。利子率が低くてもI(r)も下
がっている)。

 

 だから政策Aではだめで、金融政策で利子率rを抑えてLM曲線
を下げる方がいいことになる。よって政策Bが答え。

 

 以上。

 

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