自国通貨で外国のモノが買えるのはなぜ?

自国通貨で外国のモノが買えるのはなぜ?

自国通貨で外国のモノが買えるのはなぜ?

 

 日本の貨幣である「円」で、日本国内で生産された財やサービス
を購入できるというのは、さほど不思議ではない。

 

 だが日本の「円」でアメリカの製品を購入できるというのは、非
常に不思議な話である。

 

 というのももし、あなたの会社に名前も聞いたことの無いような
国の商人から商品の発注があったとしても、その国の通貨で支払い
をされるとなると、たいがいは困るはずだからである。

 

 何しろ知らない国の知らない貨幣を持ち込まれたって、それがど
れだけの価値のモノかはわからない。

 

 そんなものと自分の会社で作った商品とを交換するわけにはいか
ないし、日本に住む従業員にそれを給与として支払ったら、従業員
は二度と会社に来なくなる。

 

 たとえ名前が「リアル」という通貨があったとしても、その経済
内で流通しなければそれはリアルな通貨としては使えない。タダの
紙切れか金属片にしか過ぎないのである。

 

 そう言う風に考えると、日本の通貨でアメリカの財やサービスを
購入することができる、、、というのは非常に不思議なことである。


為替と為替レート

 

 外国の財やサービスを自国の通貨で買える、、というのは、外国
為替市場でお互いの通貨同士を交換しているからである。決して自
国通貨で他国の財やサービスを購入できるわけではない。

 

 アメリカで生産される財やサービスは、やっぱりアメリカ・ドル
でしか買えないし、日本で生産される財やサービスも基本的に日本
円でしか買えない。

 

 もちろんこれには例外もあって、イスラエルや中南米ではドルが
そのまま通用する(らしい)。
 韓国でも日本円はたいてい通用する(らしい)。

 

 自国通貨が不安定な場合、安定感のある他国通貨が替わりに流通
し、取引に用いられるということはある。

 

 だが基本的には自国の財やサービスは自国の通貨でしか買えない
し、他国の財やサービスは他国の通貨でしか買えない。

 

 じゃあ日本人はアメリカ国内で生産されている財やサービスを買
えないじゃないか、、、ということになるが、それでは不便だから
そこで自国通貨を外国通貨と交換してその国の財やサービスを買お
うとする。

 

 つまりこれが外国為替取引というやつで、円をドルに替えたい人
とドルを円に替えたい人が一堂に会し(笑)、円とドルを交換する
わけである。

 

 もちろん「外国為替市場」といったって、東京や大阪の証券取引
所のような特別な取引所があるわけではなく、日本と海外の銀行が
上田ハーローとか東京フォレックスなんていう仲介会社を通して通
貨の取引を行うだけであるが、そういうわけで日本の通貨でアメリ
カの財やサービスを買うことが可能になるわけである。

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