経済成長記事一覧

 今回から第二巻の第四章を読んで勉強していくことにします。 ソローの成長モデルです。ワクワク、、、、■今日の復習■◇生産関数: 産出高をY、資本をK、労働をLとした場合の生産関数Fは     Y=F(K、L) 任意のzに対して    zY=F(zK、zL)である。ただし資本とは生産に必要な土地建物・機械などを指し資金ではない。 また労働や資本には一般的に「限界生産力の逓減」が起こる。-------...

 さて企業が資本を購入する、、すなわち生産設備を買い入れると資本のストックは増えるが、それはやがて自体遅れの機械となる。 もちろん単純に摩耗して壊れる場合もあるし、生産技術が発展して生産性が伴わなくなることもあるが、とりあえず資本には寿命があるのだとかんがえよう。 その機械の減価償却率をδ(デルタ:小文字)とすると、たとえば寿命が10年の機械であればδ=1/10となる。工場などの建物だと寿命がもっ...

----------■基本式----------・国民所得勘定の恒等式: Y=C+I+G+NX・輸出入が無視できる場合→ NX=0・NX=0の場合、経済の産出高Yは、その経済に存在する生産要素(資本と労働)と生産技術(生産関数)によって、決定される。----------■一人当たりの労働、一人当たりの生産関数---------- NX=0の場合、経済の産出高Yは、その経済に存在する生産要素(資本と...

 経済の定常状態は貯蓄率(投資率)sで決まる。 そしてこのsは外生変数である政府購入Gや租税Tによって影響を受けるから、経済の定常状態は政府の政策によって上下することになる。 ここでまず個人の所得勘定の式y=c+iから、c=y−iを導いてみる。  というのも経済に属する個々人が最も関心を持つのは「どれだけの消費が可能であるか」ということであり、政策決定者が気を配るのは個人の消費水準だからである。 ...

 資本蓄積が定常状態であったとしても、「黄金律定常状態」であるとは限らない。 経済がある定常状態に達しているが黄金律定常状態でない場合に、貯蓄率sを変化させた場合、その影響はどうなるだろうか? それにはまず場合分けをしなければならない。すなわち1)黄金律状態より資本が多い場合からの出発2)黄金律状態より資本が少ない場合からの出発である。黄金律状態より資本が多い場合からの出発 黄金律状態より一人当た...

 ソローのベーシックな成長モデルでは、貯蓄率sが経済の定常状態を決定するという結論である。 すなわち高い貯蓄率は、高い一人当たり産出高と高い一人当たり資本ストックという結果を生み、低い貯蓄率は低い産出量と低い資本ストックの原因となる、、、というわけである。 だがこの説では、途中にいかに高度な経済成長があったとしても、それは単なる過渡的な現象で、結局経済の定常状態に達するだけだと言うことだから、多く...

 人口増加の影響は、人口成長率nをソローの基本モデルに組み込むことで理解することができた。 結果だけを言えば、基本モデルの減価償却率δの部分に(δ+n)を代入すればよく、nが大きければそれだけ経済の定常状態での一人当たり資本ストック量 k* は小さくなる。 これは人口成長率が高い国々では経済成長が遅い事実と符合する。 この時消費を最大にする黄金律水準は、MPK=δ+nとなる。 では技術進歩は一人当...

ソローの成長モデルにおいて、経済成長は技術進歩によってもたらされる。それは確かに前回の労働増大的技術進歩モデルによって示された。 だがしかし技術進歩と言っても労働増大的技術進歩以外の進歩、すなわち生産関数F(K、L)の向上による技術進歩についても考えねば片手落ちかもしれない。 今回はだから、生産関数F(K、L)について少し配慮したモデルを考えてみる。----------■生産要素の増加------...