マクロ経済学/マンキューも読むのでR!

為替レート

為替レート

為替レート

/Let's Challenge Economics!/Macroeconomics/N.Grebory Mankiw/
mag2 ID:25929

        マンキューも読むのでR!
   
         第029回(2000/08/10)
 
        開放経済(4)

       「為替レート」

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  このメルマガは、マクロ経済学をゼミ風に勉強しようという
 メルマガです。テキストとしてグレゴリー・マンキュー箸の
 マクロ経済学1・2(東洋経済新報社・刊)をお薦めします。
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/Let's Challenge Economics!/Macroeconomics/N.Grebory Mankiw/
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 やっぱり「マンキュー」に戻しました(笑)

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         前回のおさらい

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■基本式(復習)
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 国民所得勘定の恒等式
 NX =Y-(C+I+G)

 また国民貯蓄SはS=Y-C-Gであるから、これを上の式に代
入すると、S-I=NXで、このS-Iを特に「対外純投資」と呼
び、S-I=NXの場合のNXを特に貿易収支(トレード・バラン
ス)と呼ぶ。

 トレード・バランスとは、純輸出の別名であり、S-I=NX>0
の時が「貿易黒字(貿易過剰)」、S-I=NX <0の時が「貿易
赤字(貿易不足)」となる。

 貿易黒字が生じたとき、対外純投資もプラスになっている。
 貿易赤字が生じたとき、対外純投資はマイナスになる。

 閉鎖経済ではI=Sである均衡点に利子率rが決まるが、しかし
小国開放経済では、世界利子率r*が所与のモノとして経済の外部か
ら与えられるから、この経済が閉鎖されていた場合の利子率r'よ
りもしr*が大きければ、それだけ投資Iが減ることになる。

 貯蓄S-投資I=貿易収支NXだから、
「小国開放経済において貿易収支NXは、世界の利子率r*に対応す
るSとIの関係によって決まる」。

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■経済政策と貿易収支
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・政府が購入Gを増やすと、国民貯蓄Sが減って貿易収支はマイナ
 ス方向に振れる。
・政府が減税してTを減らすと、国民貯蓄Sが減って貿易収支はマ
 イナス方向に振れる
・外国が政府購入を増やして世界利子率r*が上昇すると、投資Iが
 減って貿易収支はプラスの方向に振れる。
・政府が投資刺激策を講じて投資需要関数が上方へシフトすると、
 投資Iが増えて貿易収支はマイナス方向に振れる。

 とにかくNX=S-I。


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           為替レート

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■自国の通貨で外国のモノが買える不思議。
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 日本の貨幣である「円」で、日本国内で生産された財やサービス
を購入できるというのは、さほど不思議ではない。

 だが日本の「円」でアメリカの製品を購入できるというのは、非
常に不思議な話である。

 というのももし、あなたの会社に名前も聞いたことの無いような
国の商人から商品の発注があったとしても、その国の通貨で支払い
をされるとなると、たいがいは困るはずだからである。

 何しろ知らない国の知らない貨幣を持ち込まれたって、それがど
れだけの価値のモノかはわからない。

 そんなものと自分の会社で作った商品とを交換するわけにはいか
ないし、日本に住む従業員にそれを給与として支払ったら、従業員
は二度と会社に来なくなる。

 たとえ名前が「リアル」という通貨があったとしても、その経済
内で流通しなければそれはリアルな通貨としては使えない。タダの
紙切れか金属片にしか過ぎないのである。

 そう言う風に考えると、日本の通貨でアメリカの財やサービスを
購入することができる、、、というのは非常に不思議なことである。

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■為替と為替レート
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 外国の財やサービスを自国の通貨で買える、、というのは、外国
為替市場でお互いの通貨同士を交換しているからである。決して自
国通貨で他国の財やサービスを購入できるわけではない。

 アメリカで生産される財やサービスは、やっぱりアメリカ・ドル
でしか買えないし、日本で生産される財やサービスも基本的に日本
円でしか買えない。

 もちろんこれには例外もあって、イスラエルや中南米ではドルが
そのまま通用する(らしい)。
 韓国でも日本円はたいてい通用する(らしい)。

 自国通貨が不安定な場合、安定感のある他国通貨が替わりに流通
し、取引に用いられるということはある。

 だが基本的には自国の財やサービスは自国の通貨でしか買えない
し、他国の財やサービスは他国の通貨でしか買えない。

 じゃあ日本人はアメリカ国内で生産されている財やサービスを買
えないじゃないか、、、ということになるが、それでは不便だから
そこで自国通貨を外国通貨と交換してその国の財やサービスを買お
うとする。

 つまりこれが外国為替取引というやつで、円をドルに替えたい人
とドルを円に替えたい人が一堂に会し(笑)、円とドルを交換する
わけである。

 もちろん「外国為替市場」といったって、東京や大阪の証券取引
所のような特別な取引所があるわけではなく、日本と海外の銀行が
上田ハーローとか東京フォレックスなんていう仲介会社を通して通
貨の取引を行うだけであるが、そういうわけで日本の通貨でアメリ
カの財やサービスを買うことが可能になるわけである。

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■名目為替レート・実質為替レート
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 貨幣に「名目価値」と「実質価値」という二つの価値があるよう
に、為替レートにも名目為替レートと実質為替レートがある。

 名目為替レート(nominal exchange rate)とはもちろん通貨の額
面上の交換比率であり、実質為替レート(real exchange rate)とは、
「財貨」の二国間の交換レートである。

 たとえば「1ドル=100円」というのは名目レートである。
 たとえば「同じ車一台の価格、1万ドル=130万円」というのは
実質レートである。

 一般家庭で年間に消費される商品の価格をイコールとして計算す
る「購買力平価」というのも実質レートの一種であり、アメリカの
価格水準をPa、日本の価格水準をPjとすると、

{実質為替レート}={名目為替レート}×(Pa/Pj)

となる。

 どうやって価格水準を決定するかという問題はあるけれど、

1)実質為替レートが高くなれば、外国から買う財やサービスは相
 対的に安くなる。 

2)実質為替レートが低くなれば、外国から買う財やサービスは相
 対的に高くなる。

ということになる。

(つづく)

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         今回の・・・

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 土日静かにしてたのに、疲れがまるでとれていない、、、
 困ったもんだ。


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